読書(遙かな海路)
お久しぶりです。ようやくテストも終わり少し余裕が出てきました。夏休みはある活動に力を入れながら、読書、運動、語学学習に力を入れて行きたいと思います。
今回は読んだ本を紹介していき、読んだ理由や感想、印象に残った言葉などを皆さんと共有できたらと思っています。また、自分の振り返りにできたらと考えています。
早速ですが、「遙かな海路」という本を読んでみました。この本は神戸新聞社が編成をして2017年6月7日に神戸新聞総合出版センターより出版されたものです。
まず、この本を読んだ理由を述べて行きます。背景としては「インベスターZ」という本を読みそこに鈴木商店が出てきて気になったので、鈴木商店について見てみようと思ったことが要因であると思っています。
読んでみての感想
なぜ鈴木商店は多角化を進め発展していけたのかが気になった。金子さんの生い立ちとして質屋でもう勉強したことが大きな影響を与えていると思う。貧しさ故に小学校に通えなかったが、時間があると客から預かった本を読みあさり中でも孫氏の兵法を読んだそうだ。また、先物取引などの失敗から情報の重要性を思い知ったことが今後の商売ににも影響を与えていると思う。松方幸次郎の話も出てきて、当時の造船はオーダーメイドであったが、第一次大戦の状況を考えストックボート方式で世間を驚かせたとある。世界を視野に入れていて、発想が日本人離れていたそうだ。鈴木商店を知る上では金子と後藤新平との出会いなども見過ごせないだろう。樟脳や砂糖のビジネスをしていたことが印象に残った。鈴木商店の台湾における強みは現地密着で現地にずっと熟練者を着かせることができたからだという。また、鈴木商店は事業のスピードが早いそうである。また独自の情報網を持ったことで日本一位の勝者に上り詰めた。情報とスピード感が特徴的であった。ただ彼は株式ではなくい銀行を選び資金を得ようとした。そして事業を増やすのは好きだが、減らすのは好きではなかったらしい。外部からの助言はなくワンマンで自分のできる範囲を超えて事業を拡大してしまい、手を引こうとした時に引ききれず潰れてしまったらしい。
記憶に残った言葉
「常に身を十字路に置け」という言葉である。これは金子さんが事業の心得として話していたそうだ。前後左右に注意をし、時には躊躇なく引き返せという意味だそう。情報を多く得て適切な行動ができたが故に鈴木商店の強みがあったのではないかと思った。
まとめ
金子直吉の「生産はこそ最も尊い経済活動」という信念で、未踏の事業に投資を続けたことが印象に残った。挑戦する姿勢や情報、スピードなど現在の生活にも活かせる部分はあると感じた。ただ、多様性のある人と交流をし、外からの意見を入れながら発展する必要があるのだなと感じた。