財布を落としました。
先日、家の近所(渋谷区)で財布を落としました。
普段の買い物がキャッシュレスでしたので、二日間落としたことに気付かず・・・
警察署からの郵便物で気付きました。
お金は盗られてるだろうなー
勉強代だなー
なんて思いながら警察署に行き、財布を受け取った瞬間、私に電流が走りました。
なんと!!!
お金は一円も無くならずに、財布の中に入っていたのです!!
私も日本は財布を落とすと、そのまま返ってくる。という噂は聞いたことがありましたが、実際に体験したのは初めてでした。
感動の極みです。やはり日本人の国民性というのは素晴らしいなと改めて感じました。
かつての社会学者 エドワード・モースのエピソードが思い出されます。
モースは、とある日本のお宿に荷物を預けます。その荷物を預かったスタッフの方は、鍵も何も無い、ただの戸棚の上にモースの荷物を置きました。
それを見たモースは「そんなところに置いたら誰かに盗られるじゃ無いか!」と宿の方を注意します。
しかし、宿のスタッフの方は「誰が盗るんですか!何を言っているんですか!」とモースに対して返答するのです。
そこでモースは考えます。
「これは日本人の精神性を試すチャンスだ、荷物が本当に盗られないか試してやろう」と思い。荷物をその宿に預け、一月ほど旅に出るのです。
そして、一月後モースが宿に荷物を取りに帰ると、、、
モースの荷物は預けたままの状態から微動だにせずそこに置いてあったそうです!
モースはこの出来事により、日本のことが大好きになりました。
私達、日本人のDNAには、このような素晴らしい精神性が刻み込まれており、まだ脈々と受け継がれているのだなと、心底誇らしく思えたのと、私まで命のバトンを繋げてくれた先人たちに感謝の気持ちが込み上がってきました。
私も財布を拾ったら、同じ事をしてあげたいと思います。