それはいつの話ですか?
おはようございます。ともたけです。
人は過去にとらわれる生き物だと思います。僕自身、過去の自分や過去に起きたことを前提で考えることがあります。過去を振り返ることは悪くありません。そこから新しい一歩を踏み出せばいいのです。
しかし中には「こんなことがあったから、今もそうに違いない」と思うことがあります。場合によりますが、何の役にも立たないこともあることがあります。
そして、その考えによって間違った方向に流れることもあるのです。
今回は正しく過去を生かす方法を考えたいと思います。
過去の教訓を生かすべきこと
昔、営業職をしていた時に「高速道路を降りるときのスピード違反に注意しなさい」と言われました。これは高速道路のスピードに慣れ、降りるときにもその感覚でうっかりを出しすぎる。という理由でした。警察OBの方も「それを狙って出口で網を張ることがあった」と言っていたので、間違いないと思います。
これは時代が経っても変わらない教訓だと思います。こうしたことは過去に失敗した人たちのおかげでできたもので、生かすべきことだと思います。
微妙なところ
教訓の中にも、微妙なことがあります。それは人が関わることです。
「狼少年」のように散々うそをついた少年が、最後には真実を言っても信用されないのは仕方がありません。
しかし微妙なのはこんな話です。
やたら愛想がよくて、親切に相談に乗ってくれて、仲良くなりそこで投資の話がきました。いい人なので乗ったら騙し取られた。それ以降、やたら愛想がいい人や親切な人は拒絶する。あるいは投資の話を持ってくる人は信用しない。
そうなっても仕方がない反面、愛想がいい人全て悪い、投資をしている人がすべて悪いということではありません。しかし、人はこうした過去の経験から拒絶してしまうことがよくあるのです。
こんな時、大事なのが「見極め」です。過去の経験からすぐに決めたりしないで慎重に考えることだと思います。
決めつけてはいけないこと
これは前日Youtubeで見た動画の話です。その動画は、ある企業のサービスの説明についての反論動画でした。反論が悪いわけではなく、その話で出た過去の話が問題でした。
その動画では「企業側はこういっているけど、実際はこうだった」という体験を交えた内容でした。体験があれば「なるほど」と感じます。しかし、次の一言でこの動画は信用できなくなりました。
「私が利用したのは2年前なので今はどうか分かりませんが」
ん?ナニソレ。
僕はそっとその動画の視聴をやめました。これが数か月前の話なら継続したでしょう。「今はどうか分からない」という意見は信用できません。
その人の頭は過去で情報が止まっていました。
極論ですが、外国によってはまだ、日本人はちょんまげと着物を着ているというイメージがあるのと同じレベルの話です。
2年もたてば、問題があったサービス内容が変わることもあります。それを知らないのに「問題がある」と決めつけるのは過去にとらわれているだけだと思います。
これが「過去こんなことがあったけど、今はどうか?」を確認していたなら視聴し続けたと思います。
まとめ
人は過去にとらわれる生き物です。ただ、その過去がどんなものか考えなければいけません。
今もそのままで使えるのか、判断材料として使うか、最新に変えないといけないのか。これはケースバイケースなので、一概にこう!とは言えません。しかし、たった一人の女性に騙されたからといって、すべての女性を疑うことは絶対に違うのです。
こんなことを言いながら、自分も過去にとらわれることはあります。これは少しずつ外していくしかありませんし、それを意識しなければいけません。
簡単なことではないですが、過去にとらわれないように、常に考えていきましょう。
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