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DXはツールの話ではない

ブログは朝の5時半~7時の間に書く習慣がついています。早起きなのは昔からなのですが、歳とともに時間が早くなり、今は5時前には自然に起きてしまいます。このまま行くと、10年後には4時起きでしょう。

目が覚めてしばらくは、ベッドの中でスマホを見て、目覚ましブルーライトを浴びるのですが、そこで興味深いブログに出会いました。

この中で、最も共感したのが

DXってのは、デジタルがコモディティ化する「前」に完成した「ビジネスの型」を、デジタルを前提としてリデザインすること

という言葉。DXの本質は、ITツールやソフトウェアを導入するということではまったくなくて、これまでのビジネスモデルをデジタルでリデザインする。私がここで繰り返して言っている全業種通販(EC)化」は、まさにその一つの形なのです

また、こうも言っています。

DXが、ITつまりデジタルなツールやソフトウェアの問題だったらもっと簡単だった。便利な道具を導入して終わり。何も問題ない。

でもそこが大きな勘違いだと思う。どこの会社もDXにつまずくのは、デジタルをツールやソフトウェアの問題だと思っているからだ。問題の根本は「人」と「制度や仕組み (プロセス)」にある。

Web(私の場合EC)の話をすると、よく返ってくるリアクションが『パソコンは苦手で~』というもの。「僕も苦手です」というと、またまた~みたいなリアクションになるのですが、本当です。仕事に必要なこと以外わかりません。新聞記者出身の文系50Gです。もっと言えば、テレビやビデオの操作など、何もわかりません。スマホアプリのちょっと高度な機能とか、何も知りません。というか、仕事の範囲外のものは、興味がないので知ろうとしないだけなのですが、仲間うちではITわからないITオヤジといじられます。

この辺、実に本質とかけ離れた理解をされている分野なのです。いいテレビ番組を作るために必要なのは、テレビ機器の操作方法に習熟することでは絶対ない。それは誰でもわかることだと思いますが、ことWebの話になると、『パソコンは苦手で~』となる。

上記のブログにあるように、DXの本質は『人と仕組み』です。できない50Gは、退場するか自分が変わるかの二択です。自分や組織を変えるためのアドバイスや仕組作りなら喜んでお手伝いします。が、「わからないからやって」と丸投げされる請負作業はやりません。以前は、売り上げのためにそれも請けていましたが、経験上、まずうまくいかないからです。本質を外して上辺だけ導入しても、上手くいくはずがありません。

三度、上記のブログから引用します。

現場はすでに最善を尽くしている。問題があるとすれば、仕組みだ。そしてそれを変えうるのはリーダーだけである。

常々思うのは、DXできないのは社員の問題ではなく、トップマネジメントの問題だということ。トップに理解がないと、人も仕組みも整いません。どれだけ現場ががんばって仕組みを作ろうとしても、デジタルに疎いボンクラ役員がぶち壊して、全員の士気を下げるという事例を何度見たことか。自分がついていけない焦りでも感じるのかと思ってしまいます。その焦りで足を引っ張るのは言語道断で、そんな老害は即刻退場すべきです。

以上、これまで書いてきたことの繰り返しのような内容ですが、あまりに共感したブログに出会ったので、共有がてら書いてみました。


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