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強み「②様々な現場経験で確立した施術とリハビリ」

ともラボ接骨院の2つ目の強みが、
『様々な現場経験で確立した
施術とリハビリ』

を提供できることです。

私の経歴については
別の投稿でもご紹介しましたが、
接骨院はもちろん、これまでに
整形外科医院での施術やリハビリや、
強豪スポーツ校でのトレーナー経験
など、
あらゆる現場で経験を積んできました。

現場や場面だけでなく、
老若男女様々な患者さんと接することで、
あらゆる方々に合わせたアプローチの仕方や、
患者さんの目標や目的に対して
一緒に色々と考えることの重要性を
学ぶことができました。

当院では、様々な現場で
経験を積んできたからこそできる、
それぞれの患者さんにあった
アプローチの提供を大切にしています。

例えば、患者さんに必要なのが、
施術での疼痛コントロールなのか、
筋力強化なのか、使えていない箇所を
使えるようにする運動指導なのか等、
その方の状況やニーズによって、
同じ症状でも目指すべき方向は
変わる
と思うからです。

例として、私が経験した患者さんの
エピソードをご紹介します。
その方は、ひざの痛みに悩まされている
Aさんという方でした。

私が担当させていただく3年前、
Aさんは両ひざの手術をされたそうで、
両ひざともに金属を入れられたそうで、

手術後しばらくリハビリしていたものの、
左ひざは90度以上曲がらない状態のまま
リハビリが終了してしまい、
その後の経過が良くなく、
色々と不自由や痛みが生じて
悩んでおられたそうです。

日常生活において、
長時間歩くことや、階段の上り下りは、
Aさんにとっては
痛みが出るため辛いことでした。

そしてだんだんひざだけでなく、
今度は腰まで痛みはじめてしまった…。
そんなお悩みを持つAさんが、
私がいた接骨院に来院され、
私が担当となり施術を
することになりました。

Aさんに対して
私が最初にしたことは、
施術ではありませんでした。

まず最初にしたことは、
Aさんの目標を聞くことです。

『ひざを良くして、どうしたいですか?』

私の質問に対し、Aさんは、
『痛みをとりたい』
『階段の上り下りをもう少し楽に
 出来る様になりたい』
『ひざを痛めてから行けてない
 旅行に行きたい』
とおっしゃいました。

お話ししていくうちに、
Aさんは旅行がお好きな方だ
ということがわかりました。

手術後もAさんは
旅行に行かれていたそうですが、
道中で周りのお友達に
サポートしてもらったり、
自分が歩くのが遅いことで、
一緒に行くお友達に
迷惑をかけてるんじゃないか

と思ってしまい、
負い目を感じてしまったそうです。

そう思ってからは、
なかなか旅行には行きづらい
気持ちになってしまった
とのことでした。

Aさんのお話を聞いて私は、
何とかAさんが
また旅行に行ける状態、
自分で行こうと思えるような
状態にしてあげたい
と思い、それが叶うように、
Aさんのゴールまでの施術プログラム
を考えていきました。

いざ、Aさんの
ひざの状態を見せてもらうと、
手術後、年月も経ってしまっていたので、
左ひざの拘縮
(関節が動かしにくくなった状態)
が強い
状態でした。

ここの可動域を改善させていくのには
時間がかかるし、どこまで可動域が
戻せるかはやってみないと分からない。

私はAさんにそうお伝えしました。

その上で、Aさんの目標に向かって
できるアプローチについて
お話をさせてもらいました。

まずは
ひざの痛みの
改善が最優先
です。
しかし、旅行ができるようになる
という目標のためには、
それだけでは不十分です。

ひざの弱点をカバーするために
股関節・足関節をしっかり
使って歩いたり動けるようになる

必要があります。

そのため、
施術とトレーニングを並行して行い、
階段の上り下りや
今よりも楽に
歩けるようになる
ための
プログラムを進めていきました。

まず最初に進めたのは柔軟性作りです。
鍛える部位が硬くて可動域が狭いと
トレーニングをしても
筋肉がうまくつきにくいので、
トレーニングが始められるような
柔軟性
を作っていきました。

柔軟性が作れたら、次は実際に
動けるようになるための準備です。
動きを伴わない
軽いトレーニングから始めて
状態を確認して徐々に
強度を上げていきました。

Aさんは、毎日通院される
わけではないので、
自宅でやってもらうケアや
運動指導もしました。

筋力をつける事や
転倒予防のトレーニングをして
改善を早めていきました。

トレーニングをしてみると、
やはり、それまで使っていない筋肉や
弱い筋肉に刺激が入るので
初めこそ少し痛みが出たり
疲労が溜まりやすかったりと
反応がありました。

が、トレーニングだけではなく、
ケアも同時に行っていたので、
プログラムは順調に進んでいきました。

より良く歩く為の準備が
ある程度整った頃、
今度は、少しずつ歩く時間や
距離を伸ばしたり、
大股で歩いたりと、
普段の歩き方に変化をつけることで、
旅行で長い時間歩いても大丈夫なように
足腰の強化とケアを続けました。

Aさんがとてもまじめに
取り組んで下さったこともあり、
どんどん筋力も強くなり、
結果として私が思っていた
スケジュールよりも早く
目標まで到達することが出来ました。

階段の上り下りも以前より楽になり
歩く方も長い距離を歩いても
大丈夫なようになったので、
Aさんは目標であった
旅行に行く事が出来ました。

旅行から帰ってきた
Aさんのお話を聞いて、
自分自身もとても
嬉しかった事を覚えています。

周りの友達から、
歩くのが早くなったね』とか
歩き方が良くなったね』と言われた事、
神社の石段も
周りのサポートを借りずに
1人で上って行けた
事に
本人だけでなく友達も驚いていた事、
1日7000歩以上歩いてきた
というお話を聞き、
本当に良かったなと思いました。

Aさんのケアは
今でも続けさせてもらっており、
旅行にも行ける状態のサポートを
させていただいています。

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これは、とてもうまくいった例ですが、
整形外科でのリハビリ経験や
トレーナー活動時代を通して
施術だけではなく、
身体の使い方やトレーニングを
勉強してきたことが役に立った
なと
感じられる症例でした。

このように、当院では何より、
患者さんそれぞれの目標と、
その目標達成までに必要な
施術プログラムをしっかり組み、

必要な事を考え、良くなるために
必要なサポートをしていくことを
大切にしながら、
日々の施術に取り組むことを
大事にしております。

それが患者さんに対する
当院の強みであると言える、
とも考えているのです。

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