もう時間管理なんてうんざり!!時短ママが本気で労務管理を追求してわかったこと。
この記事は労務 Advent Calendar 2019の16日目として発信してます。
労務管理は目下追求中なのでぜひみなさんご指導ご鞭撻賜りたく存じます。
さて。
InsurTechスタートアップhokanでSBOを担当しています。未就学児2人の母です。人事労務採用経理財務法務広報総務元気が私の守備範囲です。
これまでの私の働き方をダイジェスト版でお送りするとこんなかんじ。
・保険業界で残業代が基本給を上回るくらいバリバリ働いて
・なんやかんやで寿退社し駐在妻になり
・暇を持て余して現地で個人事業を立ち上げ平日4時間稼働で月50万円稼ぎ
・3年後に妊娠して帰国。2年ほど専業主婦をし
・2人目妊娠中にスタートアップに誘われ未経験経理パート開始。
・産後、テレワークと子連れ出社で経理労務総務を担当。
・保育園入園と同時に時短正社員採用。
・育休とらず2年働いてhokanに転職。
やや奇抜に聞こえますが、与えられた状況の中でやりくりしてたらこうなりました。
(1年以上前の記事だけど詳細版はコチラの入社エントリへ↓)
これまで勤怠管理と給与計算には幾度と気を病んできました。
労務としての事務作業ももちろんですが、自身が妊娠出産育児フェーズで仕事をする中で、もっとコミットしたいのに時間管理に阻まれている感じを解消したいと思ってきました。
みんなで顔を付け合わせて団結力もって仕事しよう!
それはとても大切な想いです。でもそれって時間制約がないと成り立たないんだっけ。
労働者を守るため、企業に寄り添うために労基法には様々なルールがあります。ルールがあるから守られる、でもルールによって縛られる。それは労働者側だけでなくて、実は企業側も概念にとらわれてしまってるのではないでしょうか。
今日はhokanで実践している労務管理とその先の目指していることについてお話したいと思います。
hokanの労務の目的:個々がパフォーマンスを最大限発揮するための支援
hokanは個人の成長を惜しみなくサポートします。その象徴としてTAKUSUというバリューがあります。
労務的に咀嚼すると、、
失敗してもいい。踏ん張るべき時には踏ん張れ。
疲労は悪だ。休む必要があれば自らしっかり休もう。
その為に責任をもってスケジュール調整しようね。
ってことでしょうか。
人にはいろんな都合があります。
育児だったり介護だったり、治療かもしれない、勉強やデートかもしれない。人生の正解なんてことはわかりませんが、いろいろな経験を通して様々な種類の意思決定を数こなしたほうが人生は豊かになると考えています。 意思決定を重ねるということは、人の成長には不可欠なこと。
社員には人生を豊かなものにしてもらいたいし、それが業務パフォーマンスに良い相乗効果をもたらすと信じています。
わかったこと①
労務管理は、社員の都合に寄り添いながら会社に最大限貢献してもらうために存在するべき。
hokanの労務の手段:『スーパーフレックス×月給制』
hokanは創業2年経過と同時に正社員が10名になり就業規則を届け出ました。管理によるパフォーマンス低下を引き起こさないように実際の運用に即した就労形態を当てはめました。
それがスーパーフレックスタイム制度と月給制です。
スーパーフレックスタイム制度
・始業終業時刻を各自の裁量で決められる
・コアタイムがない
月給制
・遅刻欠勤による控除をしない
(※欠勤控除をする給与形態は日給月給制)
時間管理しませんよ。パフォーマンスを評価しますよ。
ということです。なかなかの勇気でしょこれ。
その時々に仕事以外で重要なことを、勤務時間が足枷になって実行できないってとても残念だと思いませんか。
このルールだとさぼる人や勝手をする人がでてこないかという声もあります。社員数が増えてくるとそうなる可能性は十分に予測できます。そうならないように運用をすることがマネジメントの重責。会社が試されるところだろうと思います。
現状は、1on1、チームmtg、全体mtgをこまめに設定して運用しています。
(ちなみに緊急時を除いては22時以降働くのやめようね~とかはやってる。遅刻欠勤控除計算しなくていいメリットもある。)
わかったこと②
時間管理しなくても業務の裁量とコミュニケーションが十分であればさぼる人はいない。不都合は起こらない。
hokanの労務の本質:本当にマネジメントしたいことは時間ではなく社員の成長
労務管理とは、社員を活かす管理活動であり
その目的は、効率的な管理による生産性の向上である。
時間は有限ですが誰にでも平等に与えられているもの。
人生において、その瞬間の自分のフェーズで、与えられた限りある時間を何に費やすかという意思決定がとてつもなく重要になってきます。
hokanでは、ひとりひとりの人生の成長に向き合って、都合を考慮した上でパフォーマンスを最大化したい。そのための管理が究極の労務なのではないでしょうか。そしてこれは、テキスト上でのルールだけで実践することは不可能で、日々のマネジメントとコミュニケーションで成立していくものです。
わかったこと③
労務管理の究極は性善説に基づいている。成立させるために必要なことは制度じゃない。マネジメントスキルと覚悟。
制度はつくることが目的じゃない!
理想を目指して改善運用し続けることが重要なんだ!!
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さて、こんなhokanですが保険業界をアップデートする仲間を大募集しています。ご興味お持ちいただいた方は私がご都合のよいところまで(都内ね)伺いますのでご連絡ください💗