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生産性の向上しか未来は無い。

円安も相まってあらゆる物が値上りし、ますます暮らしにくくなっている今の日本。
円高になる要素も見当たらないし、さらに値上りは続くものと思う。

そこで、この令和時代を生き残る会社の必須条件として、さらなる生産性の向上が挙げられる。
生産性が上がらなければ売上を簡単に伸ばす事は難しい。
当然、売上が上がらないのだから給料も上がらないという訳だ、
しかし、会社に勤めている多くの一社員は、少しでも無駄の無いように日々努めようなどとはほとんど考えた事がないのではないか?

というのも、日本の労働生産性は先進7カ国中最下位なんです。働きすぎと言われる日本で最下位という事は、1人の人間が時間当たりに生み出す価値がいかに低いのか、ということです。
理由は、付加価値を生み出す力が弱い事、一つの仕事に携わる社員数が多いこと、時間を圧倒的にかけすぎなこと、などが原因と思われます。
私の肌感覚から言って、大規模な会社程その傾向が顕著な気がします。

多くの生産性の低い会社の特徴として、仕事の単価が安く、そもそも利益が取りにくい構造になっている事も共通点です。
私の勤める会社ももれなくこれで、路線便の運送会社ですが、関東圏だったら100サイズ(3辺の合計が100センチ)の箱を一個100円という破格の運賃で運んでいる事も珍しくないのである。

いやいや、郵便局のメール便じゃないんだからさぁ、って社内の営業と揉めた事もありましたが、結果から話すと営業側の答えは「値上げしない」といものでした。残念です。そして愚かな行為です。何もしないという愚かな行為。

じゃあなぜ、値上げに消極的なのかというと、やはり値上げしたことによって、競合他社に荷物が流れてしまう事を嫌ってのことでした。

うん、分かる分かる。このご時世、どの企業も料金の値上げには敏感だから言い分は理解できる、でも、じゃあなぜ競合他社に仕事が渡ってしまわない様に「努力をしないんだよ!改善策を見つけようとしないんだよ!」と強く強く思うのだ。
だって常に努力、改善を続けてこそ会社は成長できるものだから。
成長する事を諦めた企業は淘汰される未来しか待っていない、令和の時代はそんなに甘いものじゃないんだ。

つまるところ、値上げの回でも話した通り、サービスに「価値」を持たせないと客離れが起きてしまうか、安売りで買い叩かれるか、しかなくなってしまう訳だ。
我が身をもってして、そのことを経験したわけだが、私の勤める会社には結局のところ、安い運賃しか魅力が無かったわけである。
それもその筈、我が社の経営陣や権力層はいくら提案しようが、アドバイスしようが聞く耳など持ちやしない。
新しい技術やテクノロジーを受け入れようしなければ、理解しようとすらしない。
若造に意見されるのが嫌いなのか、目下の人間に分かった様な口をきかれるのが気に入らないのか知らないが、くだらないし、バカだなぁと正直思う。

「若者にあーだこーだ言われるのがイヤなら言われない様にやりゃあ良いんだ!テメェの無知を棚に上げやがって!」と心の底から思う。

サービスに付加価値を付けるのは一朝一夕でできる物じゃない、何年も掛けてお客様と共に作り上げるものでもあるから、安売りしか魅力のない会社には次の一手が刺せないのだ。

どん詰まりだ。

何度も申し上げているが、法改正により労働時間を短くする為にも生産性の向上はどの企業にも言える必須項目だ。


余談だが、生産性の低い人を個人的に分析すると、
睡眠に対する意識が低い、もしくは睡眠時間が少ない人
働く時間が長い方が偉いと思ってる人
休憩時間も休まない人
1日のゴールを設定していない人
などが挙げられると思う、参考までに。

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