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ご報告

これまでも、これからも。何一つ人生においてNGなしにお話してきたので、今回も。まだホヤホヤの話ではありますが、ここで繋がっているすべての大切な皆様にご報告です。

月一度通っている経過観察で今日また、再発が見つかりました。しかも今回は今までで一番スピードが早く。白血病というただでさえ、超スピードで進行する病気の中でも、割と高速な部類の再発であります。

何度も書いてきましたように。私の白血病は骨髄移植をせねば治らないタイプのもので、、前回再発をしてありがたくも2回目の移植をすることができましたが、そこから1年を待たずして今回の再発を迎えたので、もう3回目はないと言われています。(やったとしても効果は期待できない)

できることは暴走し続ける白血病細胞を少しでも減らすべく抗がん剤をすること。でも、今までもう死ぬほど抗がん剤打ってるので、、仮に効いたとして。それはしばしの「ロスタイム」を稼ぐみたいな話であり、主治医からも明確に「根治はない」と言われました。そしてこの10年の日々の中で初めて余命もいただきました。抗がん剤で引き伸ばしたとしても、早ければ半年。抗がん剤が効かなければもっと高速でお迎えが来そうです。

ここまで書いていて。いや、うそでしょ。と。自分でもなんか誰かのことを書いてるような気持ちですが。事実です。

思えば32歳の発病から、もうすぐ42歳を迎える。つまり10年前終わっていたかも知れない時間を、10年も引き伸ばしてもらいました。ドナーさん・私に関わってくださったすべての医療関係のみなさん、そしてもちろんこんな私を支えてくださったすべての方のおかげです。

自分の中にはだから常に「死」があって。それはもうものすごく近い距離にありつづけた10年だったので、意外と私自身は「ああ、ついに来ましたか」っていう、どこか傍観しているような気持ちです。

不死鳥伝説もここでついにエンディングを迎えそうです。

とりあえず最後のやれることとして、月曜から入院し抗がん剤を入れてみることにしました。細くなっていく糸を手繰り寄せて。そうめんみたいにできるだけ引き伸ばしてみようと思っています。

あと何日とか何ヶ月とか。そんな風にニンゲンの身体はできていないことを知っているので。これまで同様、スパイシーなこの人生を。ここから先また見える景色を。見られるだけ見ていきたいと思っています。

関係各位、みなさまに仕事の上で多大なるご迷惑をお掛けしますことこころからお詫び申し上げます。どうかご容赦くださいませ。
引き続き今の私から見える風景をまた。紡いでいきたいと思います。