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最後の一文

私が書くnoteは最後の一文が暗い。そう友人に指摘された。

わざとそうしているわけではないのだけれど、思い返してみれば確かにそうかもしれない。友人に言わせると、「スキ」を押そうかと思いながら読み進めて、最後の一文を読んでやめることもあるらしい。

さてどうしたものか。文章を書いている以上、誰かに読まれることを想定しているわけだから、読者のことを考えれば暗い一文は回避したほうが良さそうだ。しかし、その暗い一文は、私の中にある嘘のない主張なのである。「ものは言いよう」なのだから、頭をひねって、嘘のない範囲で暗くない書き方もできるだろう。しかしやはり、ちょっと暗い一文が書きたくなるのだ。

読者の気持ちを置き去りにしてまで(本当はそんなことは良くないのだろうけれど)書きたいということは、それが私にとって譲れないものでもあるということだ。その暗い一文が、私の大切な要素で、手放せないもので、誰に言われても書きかえられないものなのかもしれない。今のところ、友人にはそう伝えようと思う。

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