めちゃくちゃ断捨離した話。
数年前までフルタイムで働いていました。
一人暮らしだったので、フルタイムじゃないと生活が出来ないというのもありましたが、
「やっぱり正社員が安定」
みたいなことはきっと昔から刷り込まれていて、何も考えずにそのように仕事をしていました。
以前の記事でも書いたのですが、フルタイムで働いている時はとにかく心身が常に疲弊していて、
休日は寝ているか、外出したら洋服やコスメなどをストレス発散で買い漁り、貯金も出来ず経済的にも常に不安感がありました。
ストレス発散で必要以上に物が増えてしまい、それを整理するために、また収納ボックスなどを増やす…と、どんどん物が増えていくスパイラルになりました。
物が多すぎるので管理も大変になるし、基本的にずっと疲れていたので、ろくに整理整頓も出来ず部屋の中は結構めちゃくちゃだったと思います。
特に1番管理に手擦っていたのは、当時働いていた業界に関する大量の本でした。
「もっと知識をつけないといけない」
と漠然と思っていて、不安だからどんどん新しい本を買ってしまい、でも読み進められず。
「あぁ、また全然読めてない…」
と自分を自分で追い込んでいました。
今思うととてもしんどかったです。
いつもモノに気持ちの余裕もスペースも奪われていました。
でも、ある時に何かの本で、
「紙は悪い気を吸う」
みたいなことを知って、素直に「運が悪くなったら嫌だな〜」と思い始めました。
それからやっぱりフルタイムでの業界にもはや苦痛なイメージも出来ていたので、
「一度全部手放そう。また必要になったら買えばいいじゃん。」
と自然と思えて、メルカリなどで売ったり、ネット宅配買取サービスなどを利用してコツコツ量を減らしました。
そこは、お金になるか?よりも、いかに手放せるか?を優先して取り組みました。
やり始めると作業は捗って、売り続けていたら本がだいぶ減りました。
部屋のスペースも空いたし、それを入れていた収納ボックスなども捨てていきました。
本を手放し始めると、洋服やコスメもどんどん手放したくなりました。
洋服の見た目が可愛いとか、それを着てる自分がテンション上がるとか、メイクもいろいろな色が楽しい、とか数を持っていることで恩恵を受けた時期もありました。
でも年齢を重ねて似合うものや興味が変わってきたというのと、
よく考えたら、洋服もコスメもこんなに数があっても「自分の顔と体はひとつだから、こんなに多くに対応できないじゃん」と思い直したことも手放し作業が加速した要因でした。
洋服は宅配買取サービスで、コスメ類もメルカリなどで売買を進めました。
洋服の宅配買取は値打ちが付かなくても回収してくれて寄付のようになる所に依頼しました。
コスメは主にメルカリで売りましたが、使いかけや試供品でも売れるものが結構あって「まずは試してみたい人もいるのか!」と視野が広がりました。
ミニマリストの生活などはあまり関心がありませんが物をたくさん手放すことで、
「自分の管理できる数やスペースで暮らす」
ということの心地よさやストレスフリーな感覚を知れたことはとても大きいことでした。
今は在庫管理が出来ているので、新しく何かを買う時も「これは在庫に加えても大丈夫か?管理が大変にならないか?」などと考えるようになりました。
例えばTシャツなどもファストファッションで大量に買うのをやめて、欲しい物をイメージして、それに沿うように探したりして納得がいく買い物が出来るようになりました。
身の回りにあるものが自分が納得しているものばかりだと、気持ちもホクホクして温かい気持ちになります。
今後も物を増やし過ぎずに落ち着いて暮らしていきたいです。