大畑 朋子

オープンイノベーションやデザイン、ケアを中心に、ウェブメディアで執筆。思想ある言葉に触…

大畑 朋子

オープンイノベーションやデザイン、ケアを中心に、ウェブメディアで執筆。思想ある言葉に触れることが好きです。メール:tmk199969[アットマークに変えてください]gmail.com

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  • 思索の糸口

    月曜日から土曜日までに見聞きしたコンテンツを振り返る、私的な週報です。毎週末に更新しています。

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【2024年版】お仕事の実績まとめ

noteをご覧いただき、ありがとうございます。文筆家の大畑朋子です。 このnoteでは、2024年に携わったお仕事の実績についてまとめています。仕事のご相談はメール(プロフィールに記載しています)からお受けしておりますので、お気軽にご連絡ください(7/30追記:※2024年8月より商業ライターとしての活動はお休みします)。 2024年に担当したライティング案件■様々な食の体験をお届けする「AJINOMOTO PARK」(味の素さま) 味の素社が運営する「AJINOMOT

    • 今週も、雑多に本を読む【7】

      名曲喫茶ライオンで、コーヒーを飲みながらnoteをまとめている。スピーカーの音質が良すぎて、感動。喧騒な渋谷にあるとは思えないほど、店内はクラシック音楽だけが静かに鳴り響いている。 今週もいろいろ本を読んだが、ややビジネス寄りのものが多かった。あんまり深く語れるようなものはないので、さらっとまとめておく。 アメリカ経済、パレスチナ問題、日本文化『武器化する経済 アメリカはいかにして世界経済を脅しの道具にしたのか』を読了。ファーウェイをはじめとした海外ニュースの裏側には、ア

      • 物語、ウェルビーイング、経済【6】

        『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド(下)』を読み進める中で、ふとユング心理学と何らかのつながりがあるのではないかと感じて手を止めた。 ネットでその関係性を調べると、小説の中で展開される2つの物語は、表層意識と深層意識を描いたものだった。生半可な知識のまま、小説を読み進めるわけにはいかない。そう思って、寄り道をはじめた。 「個人」としての振る舞い『村上春樹、河合隼雄に会いに行く』は、名前のとおり、村上さんが河合さんに会いに行き、2晩語り合った内容をまとめた一冊。話

        • ファクトフルに見ること、歪んだ現実を妄想すること【5】

          特段、忙しかったわけではないのに、今週は読んだ本の数が少なかった。脇道を逸れて、電車の中で調べ物をしていることが多かったからかもしれない。 まぁ、そんなどうでもいい話は置いておいて、今週も読みながら考えたことを簡単にまとめておく。 あえて“幸福を追求しない”生き方『河合隼雄の「幸福論」』は、臨床心理学の第一人者である河合隼雄さんによる、生き方のヒントとなるエッセイをまとめた一冊。一つひとつのエッセイは短い。読了後には、ものの見方に変化が生じる。 本書を読んで、こんな問

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        • 思索の糸口
          7本

        記事

          文体とリズム【4】

          『インターネット的』から文体を考察するAIが登場して以来、いとも簡単に「模倣」できる時代になった。個々人が書いた文章をAIに学習させれば、その文体や構造を真似て書かせることができる。 何でもAIが踏襲できてしまう時代において、自分が書く文章に「私らしさ」なんてものは存在するのだろうか?そんなどうでもよい問いに思考を巡らせながら、『インターネット的』を読み始めた。 2014年11月に発売された本書は、『ほぼ日刊イトイ新聞』を始めた当時の著者・糸井重里さんが、インターネット

          文体とリズム【4】

          学ぶとはなにか、本を読むとはなにか【3】

          「本を読むという行為は、『人生』という時間を差し出すことである」 人は、何らかの行為と引き換えに、常に自分の時間を差し出している。仕事をはじめ、子育てに料理、お風呂、映画、ゲーム……と挙げたらきりがない。 読書もまた他人が創造した言説に放り込まれ、現実世界で生きていることを忘れさせてくれる。「人生」という有限性の一部を差し出しているはずなのに、突然止められたストップウォッチのように静止した秒間を彷徨っている錯覚に陥るのだ。本を閉じ、ストップウォッチの動きが再会すると、そ

          学ぶとはなにか、本を読むとはなにか【3】

          お茶を巡る冒険〜「冷茶」編〜

          夏になると、決まって飲みたくなるものがある。それが「冷茶」だ。 甘みがあって、うま味があって、それでいて清々しい。暑い外を歩き回った後に飲む「冷茶」は、身体に潤いをもたらすかのように染みわたる。暑い夏に飲むからこそ、心からおいしく感じられるのだ。 しかも、この独特な体験は、ペットボトルの緑茶では決して味わうことができない。そもそも味も鮮度も違う。冷茶は、本物の茶葉で作るからこそ艶めかしさがあるのだ。手間を惜しんでも、作る甲斐があると思う。 「冷茶」との出会いふつうに暮ら

          お茶を巡る冒険〜「冷茶」編〜

          “言葉と自己、記憶”をクロールする【2】

          言葉に対する「無知」と向き合う日々商業ライターとして執筆から離れて、約3週間が経つ。あれほど文章を書くことに疲れていたのに、いつの間にか「次は何を書こうか」と執筆に向けた思索を巡らしている。書くことに対する気持ちの回復は、想像以上に早かった。 通勤の合間に、読書が捗る。今までは目先の原稿と向き合うことが最優先だ。仕事に関する本を読む暇はあったものの、駆け足で内容を掴むことがほとんどだった。記事を書けば書くほど自分の言葉をすり減らし、新たな言葉や思想を獲得する余地などなかっ

          “言葉と自己、記憶”をクロールする【2】

          “出力元”となるインプットの振り返り【1】

          人生初の会社員生活、そしてaudible導入へ今月から会社員生活がはじまった。満員電車にゆられる日々を覚悟していたが、意外と窮屈さを感じることはなく、タイミングがよければ座れるほどだった。 久しぶりにオーディオブック『audible』を契約し、駅に向かう途中に聴き始める。最初に選んだのは、東野圭吾さんの著書『誰かが私を殺した』だ。 ほとんどの小説では、(当たり前だが)殺された者は2度と発言しない。だが、本書は違う。殺された“私”が魂となって再び登場し、事件の真相を刑事と

          “出力元”となるインプットの振り返り【1】

          【2023年版】お仕事の実績まとめ

          noteをご覧いただき、ありがとうございます。文筆家の大畑朋子です。 このnoteでは、2023年に携わったお仕事の実績についてまとめています。お仕事のご依頼はTwitterのDMまたはメール(プロフィールに記載しています)からお受けしておりますので、お気軽にご連絡ください。 記事執筆■サステナブル・イノベーションプラットフォーム「inquire」(インクワイアさま) 広義のデザインにまつわるイベントのレポートを担当しました。今まで、デザイン=グラフィックというイメージ

          【2023年版】お仕事の実績まとめ

          「書く力」を身につけるには? 文章のリズムと幅を広げる「記事分析」の実践方法

          「書く力を身につけたいなら『記事分析』したほうがいいよ」 21歳から本格的に執筆活動を始めた私は、それまで「なんとなく」で文章を書いていました。見様見真似でつけた見出しは、読みたいと思えないと却下され…インタビュー発言をそのまま綺麗に整えたら、読者への配慮が足りないよねと直され…。一体、どうやったら上手い文章が書けるようになるのと頭を抱えていました。 そんな時、上司から提案されたのが「記事分析」です。名前の通り、記事をドキュメントに書き写しながら分析していくだけですが、2

          「書く力」を身につけるには? 文章のリズムと幅を広げる「記事分析」の実践方法

          【2022年版】 お仕事の実績まとめ

          noteをご覧いただき、ありがとうございます。文筆家の大畑朋子です。2021年3月に個人事業主を開業し、現在はフリーランスとして活動しています。 このnoteでは、2022年に携わったお仕事の実績についてまとめています。お仕事のご依頼はTwitterのDMからお受けしておりますので、お気軽にご連絡ください。 記事執筆■デザインメディア「designing」(インクワイア様) ■CXを紐解き、顧客目線のアイデアを刺激するメディア 「CX Clip」(プレイドさま) ■H

          【2022年版】 お仕事の実績まとめ

          【2021年版】お仕事の実績まとめ

          はじめまして。文筆家の大畑朋子です。2021年3月から本格的なフリーランスとして活動しています。 今回は、新しくお仕事を依頼したいという方に向けて、2021年の実績についてまとめてみました。ご連絡はTwitterのDMにてお受けしていますので、ご興味ある方はお気軽にご連絡ください。 記事執筆■体験にフォーカスするメディア「XD」(プレイドさま) ラジオの音声を元に、毎月1〜2本を記事化させていただきました。各業界・業種によるCXを紐解いています。 ■理想のキッチンを叶

          【2021年版】お仕事の実績まとめ

          “楽しい”と感じる直感が今につながる── inquireのマリノ五木田梨絵さんが語るキャリア論

          はじめに この記事は、inquireのライティング勉強会で取材・執筆した記事です。マリノ五木田梨絵さんの許可をいただき、noteに掲載しています。 フリーランスとして、いくつかの企業でお仕事をしているマリノ五木田梨絵さん。インターンでSEOコンサルティング業務に従事し、その後、採用広報やマーケティング業務を経験。現在インクワイアでは、メディア運営や組織づくりに携わっています。 今回は、五木田さんに20代のキャリアやその考え方のヒントを伺いました。取材中、柔らかな口調で語ら

          “楽しい”と感じる直感が今につながる── inquireのマリノ五木田梨絵さんが語るキャリア論