子どもに成果を出す子になってほしければ、親が自分で自分との約束を守る
「習慣の力は大きい」ということについて書きます。
「しないといけないと強く思うほどできない」という記事の続きでもあります。
私の好きなブロガーさんで高橋ナナさんという方が、「やる気スイッチ」の教育開発者の佐藤広康さんと今夏、オンラインで対談ライブをしていました。タイトルは、「恐怖の夏休みをストレスフリーに過ごす3つの魔法」。
私にとっては、夏休みは恐怖ではないんですが、昼食作りも増えたり、どこかに連れて行ってあげられたらと、夏休みは普段よりはすることが多くなってしまいますよね。
この対談では、子どもがお出かけなどの際、言うことを聞かないということを回避するには、前提作りをする、つまり親が見通しを立てて、こういうことが起こるかもしれないと想定し、約束をするということが大事と言っていました。
佐藤さんいわく、それが「聞き分けスイッチ」になるそうです。
子どもが約束を守れるようにするのはどうすればいいのか?
それは、親の責任だそうです。
子どもとの約束を親が守らなかったら、子どもも守らなくなります。
大人同士でも、そうですよね。
約束を守らない人との約束は軽く見てしまいますよね。
社会は子どもとの約束を軽くみてるけど、
子どもとの約束を重くする
ことが大事だそうです。
佐藤さんは、子どもの誕生日には休みを取ると周りにも公言しているそうです。あるとき部下の方が会場の都合上、佐藤さんのお子さんの誕生日の日に講演会を入れてしまったそうです。300人も集まっていた講演会だけど、佐藤さんは「行かないよ」と言ったそうです。それでも、このままでは部下がクビになるかもということで、そうなって初めてお子さんと話し合いをしました。
「約束していたディズニー、1日ずらしていい?
前日の夜から入って、2日ともディズニーでどう?」と。
それでも首を縦に振らないお子さんに、「ディズニーホテルに泊まろうか」と提案し、そこでようやくOKをもらったそうです。
約束を破ることはしないけど、子どもの承諾を得て、約束の変更をしたということでした。
これを聞いて、私は約束を守ってると思っていたけど、
「春にはブラウスを作ってあげる」と言って、夏になったり、
明日はおやつに○○を作ろうかと言って、じかんがなくなったとやめたりしていました。
約束を破ってるつもりはないけど、先延ばしをしていました。
でも、子どもからしたら「お母さん、ウソばっかりー」と言う。
逆に、おやつに蒸しパンを作ると言っていて、約束通り作り、子どもと子どもの友だち用に持たせた時、「約束してたからね」と言うと、喜んでいました。子どもはたいてい許してくれるけど、甘えたらダメだと思いました。
できない約束はしない。
子どもとの約束を守る。
世間だと、身内や子どもとの約束だから、仕事の予定が入ったら反故にしてしまうなんてことがまだまだ多いと思います。
仕事だから仕方ない...と。
でも、佐藤さんいわく、
親との約束を守れる子は、自分との約束を守れる
んです。
自分との約束を守るということは、自分で決めたことを守れるということです。
自分との約束を守れる子は、成果を出す(結果が出る)
んです。
親自身が、自分との約束を守れなかったら、子どもも約束を先延ばしするということになる。
親が約束を守っていないと、子どもも約束を守れなくなる。
子どもが親の背中を見てると、自分との約束を言わない子になってしまう。
そう思いました。
自分の約束は自分で決めたこと。
だから、自分がOKなら先延ばししても良い、
そんな風に、自分との約束を扱って来た面がありました。
でも、親が自分との約束を守っている姿を見せないと、子どもも成果を出せない子になってしまうのではないか、と思いました。
実行して継続するって、
意志の力によるというよりも、
習慣の力によるところが大きい。
自分は意志の力が弱いと思ってたけど、
習慣の力によるところが大きい。
人は「~しないと」と強く思うと余計できない。
意志の力と思うと自分を責める。
でも、実際は繰り返すと定着する。ただそれだけ。
子どものためには、親も自分で自分との約束を守る。
その背中を見せる。
子どもに成果を上げる子になってほしければ、親も自分との約束を守るといいかもしれません。
そして、それは意志によって成されるより、習慣の力によるところが大きいということです。