特に将来を嘱望されていたわけではない音大出が、音楽業界に居座り続ける方法⑨助成金申請時の空気を読むコツ
昨日の投稿で、
「助成金申請成功のコツは、「リサーチ力」と「空気読む力」と「運」ということで、結論とさせていただきます。
リサーチ力と空気読む力については、ある程度自分で何とかできる範囲かと思いますので、私が日頃試していることを、明日の投稿でお知らせしたいと思います。」
と書きました。
リサーチ力については:
1、日&英(私の場合)の音楽家が使えそうな助成金リストを時間があるときに調べ、
上記のようなスプレッドシートに大まかな情報を記録しておく。
2、人様のコンサートや音楽系ワークショップのWebサイトやチラシ等に記されている、助成金や後援関係をチェックし、自分にも使えそうなものがあったら、同じく上記のスプレッドシートに記入しておく。
3、申請しようと思っている助成金の過去受給者の傾向を調べる(金額や、研究・イベント内容など)。
などです。
空気読む力については:
1、音楽&ダンス&アート関係者や助成金申請に苦労してそうな研究者等と会った時などの雑談中に、それとなく「そういえば助成金とかってさ〜」みたいな話題に持っていく。
2、音楽系チャリティーなどを主催されている方に会った時は、ほぼ確実に助成金申請の愚痴(「今まで何とか20年持ちこたえたけれど、流石に来年はもう資金繰りがつかないかもだわ〜」など)が出るので、「こんなにきちんと運営されているチャリティーでも、資金繰りって大変なんだな・・・」と、あまり助成金に頼りすぎないようにしようという気持ちを新たにする。
3、チャリティー団体のフェイスブックページ等を見ると、たとえ音楽系の団体でも、かなりの確率で「マラソン(寄付金集めのためのチャリティーマラソン)に参加しました〜!」と走っている写真ばかりが載っているので、「みんな頑張っていてすごいな〜」と感心する。
などです。
以上のことから分かることは
助成金に頼って収益を上げることはできないけれど、リサーチ力や真面目さは、音楽での仕事が行き詰まった時、他業種へ転職するのに役立つということです。 また、助成金申請などは、案外純粋な音楽大学出身者は知らずに過ごしてしまう(今は音楽大学でも習うのでしょうか?)ので、少しお手伝いやアドバイスをすると(そのまま他人の申請を肩代わりしたりすると、資格がない人は違法になるので、その辺りはお気をつけください)感謝されたりすることもあります。
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