上へ上へではなく、その先へ、その奥へ。【徒然日記】
※ミニマリスト・執筆家の四角大輔さんのバックパッキング登山論を基に書いています
ピークハンティング登山は、とにかく頂上、上を目指す。
頂上にたどり着いたら、もうそこで力尽きる。
とにかく金メダルを目指すオリンピック選手なんかもそう。
なにがなんでもって思いで、取った後に燃えつきて、何もやる気が出ない。
バックパッキング登山は、上へ上へではなく、「その先へ、その奥へ」。
一回頂上まで登る。そのままその山脈を、いくつもの山を越え、歩き続ける。
歩き続けることに意味を見出す。
途中で踏破する山々は楽しい寄り道にすぎない。
何かを目指すときは、上へ上へでなく、
そのプロセスを楽しむ。そして奥を極めていく感じ。
「私たちは結構上まできたから、じゃあここでいいんじゃない? ここからあとはもう、この気持ちいい山脈を歩き続けようよ」って。
そんなふうに人生を生きられたらいいな、って思うのです。