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「競争」から離れると、うまくいく1

☆自分が勝てそうにない競争から離脱する

世の中は「競争社会」と言われていますが、
競争すると必ず勝ち負けができます。
勝てば自己愛が満たされて機嫌がよくなりますが、
負けると自己愛が傷ついて不機嫌になります。

競争をするときに、いつも勝ち続けるということはありえません。
必ずどこかで負けます。
その負けにこだわってしまうと、
自己愛がひどく傷ついて不機嫌になってきます。

自分が負けた場合に不機嫌になる他に、人間は、
自分と関係のある何かが負けても不機嫌になることがあります。

スポーツ観戦などでは、自分が応援しているチームが負けると、
ものすごく不機嫌になるものです。

スポーツが好きな人には、応援しているひいきのチームが負けると、
「面白くない」「酒がまずい」という人がけっこういます。
応援しているチームが負けることでさえ不機嫌になるのですから、
自分が直接負ければ不機嫌になるのは当然のことです。

なるべくなら、負ける競争はしない、
負ける場には顔を出さないほうがいいでしょう。
そうすれば不機嫌になる回数は減ってきます。

私が言いたいのは、「すべての競争から離脱しなさい」
ということではありません。

それでは完全な競争回避になってしまって、
世の中を渡っていけなくなります。
そうではなくて、負けそうな競争からはどんどん離脱して、
勝てそうな競争に力を入れたほうがいいという意味です。
あるいは、「これだけは負けられない」という自分にとって
重要な競争に集中するということです。
あれもこれも勝とうとすること自体が欲張りです。

男性の場合なら、受験競争に勝って、就職競争に勝って、
出世競争に勝って、名誉競争に勝って、権力競争に勝って、女性にモテて、家族に恵まれるなどということは、欲が深すぎます。

女性についても、受験競争に勝って、いい会社に入って、
高い年収をもらって、すばらしい男性と結婚して、
子供が受験に勝ち抜いて、夫が出世競争に勝ち抜くなどというのは、
夢物語と言っていいでしょう。

あれもこれも全部競争しようとすると、負ける回数が増えて、
それだけ不機嫌になる回数が増えてしまいます。
自分にとって本当に大切な競争を一つか二つに絞れば、
それ以外の競争で負けても気にならなくなります。

人間にとって本当に負けてはいけない競争は、それほど多くはないはずです
せいぜい、一つか二つでしょう。

欲張っても自分が傷つくだけですから、自分にとって重要度が低い競争や、
負ける可能性の高い競争からは離脱してしまいましょう。
そうすれば、負けても全然気にならなくなります。

メジャーリーガーのイチロー選手は、
おそらくホームラン競争は捨てたのだろうと思います。
イチロー選手は決してホームランを打てないバッターではありません。
しかし、ホームランで競争しても、
トップにはなれないと分析したのでしょう。
ホームランを捨ててヒット数で勝負すれば勝てると見て、
ヒット数の勝負に挑んだのではないかと思います。

イチロー選手ほどのアスリートでも、負けそうな勝負は捨てて、
勝てそうな競争に絞り込んでいます。

私の場合は、自分がこだわっている仕事では勝ちたいと思いますが、
スポーツ、ギャンブル、男性にモテることでは勝てるはずがないので、
完全に競争から離脱しています。( ´艸`)
初めから離脱しているので、イライラすることもありません。

得意な分野や、こだわっている分野で勝つことを考えて、
それ以外の分野は、さっさと競争から抜けてしまいましょう。

そうすると、余計なことでイライラしたり、
不機嫌になったりすることはなくなります。


~30代女性のための心と体の健康アドバイザー~

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