見出し画像

15,ガラッと「また話したくなる人」になる!

心の中の仏像

「話し上手よりも、聞き上手がいい」という言葉をよく聞きますが、
私は聞き上手を超えて、「話させ上手」になっちゃうのが
いいと思っています。

人はある一定の距離を走り続けると、だんだん気持ち良くなってきますよねいわゆる「ランニングハイ」っていうやつ。
他にも「スイミングハイ」「ウォーキングハイ」「ダンシングハイ」…
いろいろありますが、その中「トーキングハイ」っていうのがあるんです。

もう話すことが楽しくてたまらない!っていう状態。
この状態に入っている人を見るのが、私は好きです。

話させ上手とは、相手をその「トーキングハイ」まで
お連れする水先案内人。
相手の話をまっすぐ聞いて、「へえ!どれでそれで?」
「面白い!それ~」「なーるほどね~、すごいね」と
興味深くのめり込みながら、どんどんどんどん話を引き出していく
んです。

だんだん相手は目をキラキラとさせ、表情が豊かになり、
話のテンポが良くなっていき
「あ、この人、今、トーキングハイに入った!自分の話に夢中だ!」
と気づいた瞬間、なんとも幸せな気持ちになれますよ~。

中には「話を聞いてほしいのです」って、
少し暗いムードで相談を持ちかけてくる人もいます。

やさしいあなたは相談をひととおり聞く。
その後、たとえば「それ、早く連絡したらいいんじゃない?」
というようなアドバイスしたとします。

でも、いまいち手応えが感じられない。
納得する雰囲気がなく、相手の顔はパッと明るくならない。
そんなときは、こちらがいくら真剣に話しをしても、
相手の心が「答えを聞き入れるモード」になってないために、
言葉が素通りしてしまっている
んですね。

そんな人には「答えそのもの」ではなく、
「答えを求めるモードに切り替わるお手伝い」が必要
です。
答えは、本当はその人の心の中にあるからです。

そこに向かって質問を投げかけます。
1,問題はなに?
2,本当はどうなったらいい?
3,どうなると、それが解決したことになる?
4,一番はじめに手がけられることってなに?
5,誰に相談すると一番うまくいきそう?

その人の気持ちをどよーんと重くしている問題。
その問題が解決したとき、いったいどんな気持ち良さに触れることが
できるのか?

よーく想像して、そのすがすがしい気持ちをあなたが宿し、まとう。
そのまま問題と向き合い、解決する方向に進みはじめたら、
あとは早いものです。

ある彫刻家の方がこんなことをおっしゃってました。
「私は石を削って、石像を彫っているのではありません。
 もうすでに石の中にいらっしゃる石像を、
 ただ掘り出させていただいているだけです」

ガラッとPOINT
教えたくなったら、『引き出す側』にまわる。


~30代女性のための心と体の健康アドバイザー~

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?