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幸せになる勇気
※本書は、嫌われる勇気の続編。青年と哲人の会話から成り立つ。
・「尊敬」とは、尊敬に値する人の発展、成長を応援すること。「憧れの人」とは異なる。憧れは信仰であり、恐怖であり、従属になる。
・「過去」は存在しない。今の自分が過去というものを決めている。例えば、「あの学校に行って厳しい先生に出会ったから不幸になった」というのは今に満足していないという事になる。厳しい先生に出会ったからこそ、今の成長した自分があると考えるケースもあるからだ。
・「運命の人」は存在しない。思い込み次第で誰でも運命の人になりうる。
・毎日が選択と決断の日々。
・自分の人生は自分で決めるもの。「先生のおかげで志望校に合格しました」という言葉は、教育が成功したと思われるが、実は失敗。すべては「自分のおかげ」
・「哲学」と「宗教」の違いは物語があるかどうか。哲学は物語がなく、宗教には物語がある。また、哲学は生活の仕方、態度にあたるもの。
・アドラー心理学は簡単に理解できない。
【感想】
前回、「嫌われる勇気」を書評しましたが、アドラー心理学を理解しながら読むのには苦戦しました。
ただ、この本を読んでなんとなく概要を掴めた気がします。
この世界は、自分の主観、思い込みで出来ていて、今の自分が全てを形成しています。
他者を信じ、他者になったつもりで客観的に物事をみることが「尊敬」や「愛」につながってくるので、人間関係の形成(=コミュニティの形成)には必要不可欠なものになってきます。
私は上記の2つがアドラー心理学の要になるところだと思っています。
でも、素人の意見なので、是非自分の目で確かめてみることをおすすめします!!