「死ぬとき幸福な人」に共通する7つのこと
[本書のポイント]
・人は病気になって、介護が必要になったときに無力を感じて自分を責める。それは、病気になる前にバリバリ仕事して活躍していた人に良く見られる傾向。だから、時には強がらず、弱い自分を見せて人に頼ることも大事
・人は、余命宣告されたときに自然に有り難みを感じるようになる。病気になる前は仕事のことばかり考えて、路上に咲く花等気にも止めなかったものの、病気になった後は花に命の尊さを感じるようになったという事はよくある。
・今、この瞬間を大切に生きること。明日、世界が終わると知らされても勉強を続ける人は恐らくいない。自分が何をして、楽しいかを心の底から考えよう。
・自分を否定しないこと。何か出来ない事があったり、失敗したりすると人は自分を責めようとする。だけど、それが自分なのだと認めて気を楽に持つことが大事。
・選択肢があることに有り難みを感じること。病気になった後、確実に選択肢は減る。または、無くなる。
・死ぬときに有り難みを感じるのは、お金でも名誉でもない。家族や友人といった人の繋がりである。
[感想]
普段、元気な時には絶対に考えないような思考を彷彿させて貰える本です。
私はミニマリスト思考なので、選択肢の多さを嫌っていましたが、逆に選べることの有り難みを感じることも必要なのだと痛感しました。
また、お金や名誉はあの世に持っていけません。だから、本当に自分が幸せを感じる事が出来るものを1つ、2つ見つけて大切にしましょう。