マーケティングイネーブルメント構想- CMOは育成できるのか?-
Next CMO=未来のマーケティング責任者を育成するプログラム「マーケティングイネーブルメント」をつくっています。
このnoteでは、マーケティングイネーブルメントを世の中に広げていきたいと考えている背景をお伝えします。
背景①:マーケティングはHowが先行してしまう問題
マーケティングの支援をしていて、よく聞かれる質問があります。
どうやって成果を出せば良いでしょうか?コンバージョン数が伸び悩んでいます…
何から取り組むと良いでしょうか?Twitterでリーチは広げたいと考えています…
といったこと。
SNSをハックする、効率良いチャネルを開拓する…当然大切なことです。
このようなケースをよく見かけます。
マーケティングの定義が曖昧→とりあえず広告やSNSなどわかりやすいことからはじめる→小さい施策改善=マーケティングになってしまう…
なぜこのようなことが起こるのでしょうか?
背景を確認しながら、課題を定義していきます。
増え続けるマーケティングの選択肢
マーケティングの世界では、テクノロジーの進化に伴い、取り扱うツールや手段は日々増え続けています。
最新のカオスマップでは、国内で利用可能なマーケティングテクノロジーは1,566種類と記載があります…
多過ぎですよね…
マーケティングの選択肢が無数に増えるため、
「トレンドに乗っかり何かをやっている風になりやすい」
と考えています。
背景②外部に依存してしまう問題
無数の選択肢がある中で、困った‥
となった次に何が起こるか?
選択肢が多過ぎてわからないので、外部の優秀な人を探します。
広告代理店、制作会社、コンサルティング会社、副業・フリーランスの業務委託人材のマッチングサービス…外部から支援してもらう選択肢はたくさんあります。そして、年々頼る先は増えています。
まず外部に頼ろう…という発想になるのが当然です。
しかし…
優秀なパートナーをアサインしたり、優秀な代理店に依頼をしても、社内で「戦略の全体設計をした上で依頼」ができないと良いマーケティングは実践できないと考えています。
全体設計ができる人がいない中で、とりあえず広告やSNSの最適化を…と外部に発注すると何が起こるのか?
根底の設計ができていないまま、トレンド・手段に乗っかろうとすると、誰もハッピーにならない…
そんな悪循環を10年以上、この業界に関わりながら見てきました。
マーケティング業界の課題を踏まえて、必要だと考えたこと
結局は、成功するプロジェクトの特徴は、戦略や施策ではなく…
「マーケティングを主導するリーダーの存在」
「最適なマーケティング組織の構造」
この2つだと考えるようになりました。
社内からNext CMO候補を育成することができないか?
上記の課題感から、「外部に依存せずマーケティングの全体設計をできるNext CMO候補を育成するアプローチが必要」と考えるに至りました。
2022年の10月にβ版をリリースして、数社でCMO育成をご一緒させていただきました。
マーケティング責任者レベルの育成は難易度は高い…と言われていますが、β版プログラムでも、
・Next CMOの役割を定義する
・集中してインプットとアウトプットを繰り返す
・適切に戦略についてフィードバックをする
ことができれば、変化はつくれることが実感できました。
ご一緒させていただいた、TABIPPOの上野さん。
可能性を感じた2ヶ月でした。
マーケティングもイネーブルメントできる
マーケティングと比較すると、営業領域は、スキル・業務の体系化と、組織として再現性をもって成果を出す方法が科学されています。
「セールスイネーブルメント」という営業の成功する仕組み・人材育成の考え方も体系化されています。
マーケティングイネーブルメントのプログラムを開発しました
このようなプログラムを開発しています!
3ヶ月のプログラムを通じて、下記のマーケティングの全体設計と、Next CMO候補の方が戦略設計と実行ができる仕組みを構築します。
コンセプトは、経営とマーケティングと実行をつなげる人をつくるです。
サービス概要
マーケティングイネーブルメントの概要資料はこちらにまとめています。
マーケティングの力を発揮できる組織を増やす、マーケティングの力で事業成長を牽引できる人を増やす。
少しでも芯のあるマーケティングができる環境がつくれるよう、引き続き頑張っていきたいと思います!
ご興味ある方は、ぜひお話ししましょう!(黒澤のTwitterDMに連絡いただいても大丈夫ですし、サービスページのお問合せフォームよりご連絡ください!)
最後まで読んでくださり、ありがとうございました!