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2020屈斜路湖 「春の風物詩」
北海道は東。
毎年凍る屈斜路湖(今年は全面結氷とはいきませんでしたが)
そしてその屈斜路湖から流れる釧路川。
春になると気温があがり、屈斜路湖の氷はシャーベット状に柔らかくなってきます。その氷は、どこかのタイミングで、封を切ったように
「ダーー・・・ゴシャガシャ!!ガガガゴー!!!」と釧路川へ流れます。
一気にだったり、何回かのタイミングに分かれてだったり・・・。
それが去年から屈斜路湖に住む自分にとっての、というかおそらく屈斜路湖界隈みなさまの、「春を感じる楽しみ」なのであります。ポイントは「風」です。
というわけでそんなソワソワした1日のお話。
ふ〜確定申告終わった〜!・・・そして午後、「どれどれ」と湖へ。
やはり解氷ファンのみなさま?がソワソワ集まっておりました。
地元の人も、釣り人も。「あ、やっぱり(笑)」なカヌーガイド数名とそのファミリーも。みんなカヌー浮かべて、ある意味とってもナチュラルなイベント。ん〜にぎやかにぎやか。この雰囲気も大好きです。
ついでに川へ。氷と一緒に流れて楽しかった。「春だね〜」って10回以上言った。久々の暖かい気温(道民はこの時期の10度くらいはポッカポカなのです)でのカヌーは最高。「やっぱり川って最高だな!」これも10回以上は言った。
鳥たちの声と川のせせらぎをききながら、ふんわ〜りだらだら。たまにガシガシ。カヌーで流れていきましたとさ。
3kmほど下り、ゴール。なんとまぁシマエナガがお出迎え。相変わらず可愛いな。萌える。「ジュルリ!チュルリ!」。
湖へ戻ると。むむむ?もうそろドバーっと流れそう。しかーも夕日も最高じゃありませんか。てことで諸作業は放っぽりなげて撮影へ。
世界地図みたい。シャーベット感わかって好き。1月に割れた氷の撮影では「こう」はなりません。春だな〜。
はぁ〜綺麗。夕日。好き。
そうかい。君らも氷が愛おしいのかい。
そうかいそうかい。氷が愛おしいよねぇ。
という具合に「氷愛おしいタイム」を存分に楽しんで、釧路川流れだし付近へ戻ってみると・・・。
ゴシャシャー・・・。ゴシャー!!
うお・・・。うおおおおおおーーーー!!!!
時間にして20分間、流れ続けていました。
はぁ。たまらん。今年もこの場所この瞬間に立ち会えてよかった・・・。
2020春。4月3日。屈斜路湖、解氷記念日。
まだ沖にはたくさん氷があったので明日以降、あるタイミングでまた流れることでしょう。また見れるといいな。つい「風」に敏感になってしまうもんです。
・・・というわけでそろそろむすびです。
今、世界中がコロナウィルスで大変大変な時ですが
そんな中でも「とっても幸せな瞬間」ってきっとあるよなぁ。
というお話でした。