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立憲民主党が遠回しながらもTRAの主張を退ける!

 立憲民主党が大河原雅子議員名で「LGBT差別解消を法制化し、トランスジェンダーを排除せず包摂する社会の実現を追求します」というコメントを発表しました。
 大河原議員がTRAと人脈的に近いこともあり、多くの方が不安を抱いたと思いますが、次の点でTRAの主張を遠回しに退けていることに注目するべきです。

男女別施設の利用については、施設の機能・利用形態等に応じ、当事者の意見を聞きながら、社会環境の調整を行うことが必要です。

 ここで重要なのは「施設の機能・利用形態等に応じ」の一節です。
 つまり、「トランスジェンダーが身体性別と異なる風呂に入ることを認めないのはトランスジェンダー差別だ!」というようなTRAによる主張が退けられました
 TRAはこれまで多くのトランスジェンダー当事者が求めていない「極端な主張」に反対する人たちに対して「トランスヘイター」や「TERF」と言ったレッテルを貼ってきました。

 今回のコメントはTRAに配慮している文言もありますが、党内の良識派議員の抵抗により、TRAの野望は少しずつ阻止に向かっているようです。むしろ危険なのは、与党側の稲田朋美議員らでしょう。
 共産党系の青年法律家協会も遠回しにTRAと距離を置く決議をしています。

 一方、私が危惧しているのは既にTRA活動家の一人が身体性別の異なる公衆浴場を使用して、堂々とSNSやブログに記しているという事実です。

 この杉山文野さんはトランス男性で身体女性でしたが、男湯を使っていることを公言しています。
 トランス女性(身体男性)が女湯に入ることの問題点も指摘されていますが、性別が逆であっても人権侵害には変わりません。被害者が男性だと性的な人権侵害をしても良い、というのは「人権」の意味を取り違えた暴論です。

 また、TRAが男性に対する性的な人権侵害を許容しているとなれば、日頃「男性差別ダー!」とか意味不明なことを騒いでいるミソジニストに餌を与えることにもなります。
 さらに言うと、杉山文野さんは当事者団体の幹部でもありますから、その立場でこのような言動を行っていると、却って当事者への偏見を煽ることにもなりかねません。

 私は立憲民主党の一党員として、党の皆様がこのような過激な、多くの当事者とは無縁の問題ある言動を行っている活動家からは、静かに距離を置くことを求めます。

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日野智貴
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