わかりやすい苦行と難行道と易行道



 タイトルを「わかりやすい苦行と難行道と易行道」としましたが、タイトルからして判りにくそうな用語の羅列ですみません。
 今回の記事でお話させていただくのは、一言で言うと「仏教の修行の話」です。
 仏教に限らず、古今東西の宗教家の多くは色々と修行していました。しかし、その修行にも色々なタイプがあります。
 まずは「苦行」から入りましょう。これはお釈迦様以前の、ヒンドゥー教(正確にはバラモン教)での考えになります。
 ヒンドゥー教では「輪廻転生」という考えがありました。これを簡単に言うと
「良いことをしたら来世で良いところに生まれ、悪いことをしたら来世で悪い所に生まれる」
と言う考え方です。仏教も輪廻転生を説いているので、広い意味でのヒンドゥー教に含める考えもあります。(今でもインドでは仏教をヒンドゥー教の一派として扱っています。)
 仏教では「六道」と言って、次の6つの世界があることになっています。

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