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フェミニストの定義について

 かつてTwitterでフェミニストの定義についてアンケートを取ったことがあります。

 これによると、まぁ投票数が少ないので母集団補正は必要ですが、少なくない人が

「フェミニストとは女性差別に反対する(女性の権利を回復する)人たちである」

と考えており、しかも、私のことをフェミニストだと認識している人が少なくないようです。

 しかし、その定義であるならば問題が生じます。

 例えば、かつてプロ・チョイス(と言う名のアンチ・ライフ、生命軽視)の立場から

「『実子特例法』(内密出産法制化)は中絶の権利を侵害する!(※)『実子特例法』反対!」

という運動を起こした少なくないフェミニズム団体は、フェミニストではない、ということになります。

(※『実子特例法』自体に中絶を禁止する条項は無かったが、クリスチャンであった菊田昇医師が生命尊重の観点から中絶で殺される赤ちゃんのいのちを守りたい、と言う観点からこの法律の制定を主張していた。しかし、菊田医師自身も再三強調したように、この法律自体はむしろ望まない妊娠をしたものの我が子を殺したくもない、という女性の権利を守るものである。)

 現在でも、

・多くの女性を副反応に苦しめている子宮頸がんワクチン推奨派

・「風俗廃止はダメ!」と言ってセックスワーカーを擁護する風俗擁護派

そして

・トランス女性(肉体男性)を女湯に入れないことを「差別だ!」と主張する過激派TRA

たちは

「女性の権利を侵害してでも達成したい政治的目標を持っている人たち」

ですから、彼らはフェミニストではない、ということになります。

 しかし、実際に現在「フェミニスト」を名乗っている人たちって、どういう人たちでしょうか?

 女性の犠牲を無視して医療利権複合体の主張を実現する人たちが、フェミニストを名乗っています。

 「守っているのは女性じゃなくて、スケベオヤジの権利じゃないの?」とツッコみたくなるような人たちが、フェミニストを名乗っています。

 「どう考えても肉体女性には不利益しかないよね?」という主張を平然とする人たちが、フェミニストを名乗っています。

 彼らがフェミニストであるならば、私はフェミニストではありません。アンチ・フェミニストです。

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日野智貴
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