「キラー・エリート」
「ガルシアの首」や「戦争のはらわた」など、野郎のロマン溢れるバイオレンス描写が素晴らしいサム・ペキンパー監督の「キラー・エリート(The Killer Elite)」(75年)。
ん…おっと、駄作?失敗作?コレはワザとB級を作ったのだろうか?
CIAの仕事も請け負うダーティな任務を業とする謎の民間組織「コムテグ」の殺し屋たちの生態を描く。だが、ちっと無駄なストーリーに、無理に暴力描写を展開して空回りしてしまった感がある。
主人公は、台湾の政治家を無事に出国させるという任務に就くのだが、殺し屋の“キラー・エリート”なのにデブの小男とサイコのタクシー運ちゃんを仲間としたり、お笑いでしかない「へっぽこニンジャ軍団」が襲って来たり、政治家もめっちゃ間抜けだし、ある意味、珍作だな。
冒頭で、主人公が仲間の裏切りで手と脚を撃たれて、看護師の助けを借りて懸命にリハビリに取り組むところは、見た目が片麻痺っぽいし、自分と重なったけどね。そこだけだな。
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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。