片麻痺のグチ
片麻痺雑感…グチ。
脳出血によってステージ3の右片麻痺の身体になって、すでに7年が経とうとしてる。
第2級の身体障害者手帳を持つ身になったけど、リハビリをこなして、どう麻痺に抗っても、事実、麻痺は麻痺として現前にあるわけで、麻痺をなるべく回復させるという意志でリハビリに取り組んでいても、まずは、この身体を持った自分を無理にでも受け入れざるを得ないだろう。ウジウジと過去を悩んでも解決はないしね。
しかし、7年経った今でも時々、受け入れ難くて、自分の、麻痺を持った身体をとことん貶しちゃうことがある。元々、グチが多いネガな人間だし。
「無様だね、そんなこともできねえのか、トロいよ、他人の邪魔になるよ、治るわけねえじゃんか、いっぱいメーワクかけてるな、そんな身体でよく生きてられるな、恥ずかしくねえのかよ、ムダに動かない手脚を持ってどうするの、一生モテねえな、誰も近寄って来ねえよ、早く死ねや」…てな風に。
貶しまくると確かに腐って悲しくなって来るけど、時間が経つと、意外と「チクショーめ、麻痺がなんじゃい!できるとこまでやってやるぜ!」とパワーがみなぎった状態になって、リハビリ諸々、力が入ることもあるから不思議だ。
…考えれば、これは自己啓発カルトの手法だね(笑)。でも、誰に押し付けられ、また押し付けてのことではなくて、自分で自分を鼓舞するのだから罪はないだろう。
元通りになるのはムリだとしても、残った健常の部分を上手く使いこなして、スピードは遅くとも、他の助けを借りずに、限界を設けずに、自分で自分のことをこなせるようになるために、今後も試行錯誤してリハビリを続けて行くしかない。
障害も上手く使えばとても便利なものになるものだ。例えば、人一倍、障害をアピールして他人に優しくしてもらうとか、譲ってもらうとか、障害のある視点でモノを見れるとか、考えるとか。
身体は使えなくても、脳が使える。他人に優しくしてもらえば、コッチもできることで優しくすることは充分に可能だし、これがコミュニケーションの基本だ。
ネガティブもとことん、ポジティブもとことん、極める方が良いと思う。
なんか、気持ち悪いこと、書いちゃったな(笑)。ま、なるようしかならんわ。
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