【古典映画】「ハムレット」
1948年のイギリス古典映画「ハムレット(Hamlet)」。
英国の貴族(男爵)、ローレンス・オリヴィエの制作・監督・主演。
映画を観て、大昔に読んだウィリアム・シェイクスピアの戯曲のあらすじを思い出したよ。
2時間半を超える大作で、途中ダレもしたけど、舞台から演者の動き、詩のような台詞、幻想的な演出まで、ホントの戯曲を見てるみたいだった。モノクロでも、シッカリと作り込んである。
ラストの、ハムレットとレアティーズの剣の闘いはスリリングで素晴らしい。緊張感がいっぱいで眼が離せない。
デンマークの国王が急死、弟クローディアスが、未亡人となった王妃と結婚して王座に。
しかし、国王の子ハムレットの前に、父の亡霊が現れて、「弟に毒殺された」と告げる。
ハムレットは復讐を誓うが、確証を得るために、自ら狂気を装い、孤独となる。
愛した妹オフィーリアも、狂気となって水死する。
弟クローディアスの策略で、ハムレットは、兄レアティーズと剣の試合をすることに…。
モノクロであるため、ハリボテのような城の空間が、暗くて重くて、ハムレットの心の内を表しているようだ。ハムレットの狂気もよく似合う。妹オフィーリアが、花びらと共に小川に流されて静かに沈んでいく様も美しい。
シェイクスピアの、この悲劇は最後、全員死んじゃうんだな。潔くて良し。
「生きるべきか、死ぬべきか」…。やっぱり残る古典は、残るだけの意味があるんだなぁ。
ドラキュラのピーター・カッシングがちょい役で出ててビックリ。
イギリスの貴族が作った格調高い映画って感じだ。
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