「残響」
汚れちまつた悲しみに
今日も小雪の降りかかる
汚れちまつた悲しみに
今日も風さえ吹きすぎる…。
中原中也の詩といえば、コレしか頭に浮かばないけど。
町田康氏が、気に入った中原中也の詩を挙げて、それに解説ぢゃない、感想ぢゃない、思ったこと?を書き綴ったもの。「中原中也の詩によせる言葉」としている。
30歳で夭折した童顔の美青年・中也の、意外と激しいダダイストばりの詩に、現代の関西酔いどれパンク歌手・作家が、闘いを挑んだような体裁で、言葉のリズムが合わなきゃドッと疲れるだけだが、とりあえず読み切った俺はエライのを。
もっとわかりやすい詩を書けよー、パンク歌手め!残響も残らんぢゃないか!
この本では、中也も町蔵も厨二病に近いと思うのだが(笑)。
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