「一行怪談」

「とてつもない大災害が世界中で巻き起こってるらしく、テレビもインターネットも炎に包まれて逃げ惑う人々の悲痛な映像で溢れかえっているのに、私の家から見えるのはどこまでも静かで穏やかな午後の景色ばかり。」

まさに俺の境遇だ(笑)。
孤独は素晴らしいと思うけど、取り残されたと感じる不安が照らし出されることでもあるね。

「盆のたび、庭を飛びかう蝶や蜻蛉を一心不乱に殺してまわる母を見ていると、十年前に失踪した父の行方を彼女が知ってるように思えてならない。」

俺の体験。
「友人のアパートでトレイシー・ローズの姿体を見てた深夜、上の階で騒ぐ大きな声に邪魔されてイライラ、翌朝、友人に話すと、上の階には誰もいないという。」


脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。