親
雲のない快晴の元日。
自然と時間の流れが止まって、静寂で脳の血流の音が聞こえるくらい。
が、言葉に表せないが、なんとなく不安と虚無感がグルグルと回ってる気がする。
ふとした瞬間に親父の事が頭を過ぎる。
…ということはだ。これまで俺も散々老人たちの所業に絶望して怒り、殺意を覚えるまでに貶してきたが、結局、彼らから全然何も独立も自立もしてなかった。何も学んでいなかった。
せめて最期まで精一杯面倒を見なきゃな。
さてと…。
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脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。