「ご臨終の不思議な世界」

バアさんが近いので、図書館で眼に入った簡易本。

やっぱり、施設や病院に任せるよりも、自宅において家族による看取りが一番、本人も安心するのは間違いないことだ。中でも孫による手当(触るだけで良い)や看取りが死の苦しみを和らげる最高の特効薬らしい。

老衰こそが一番幸せな死の迎え方だろう。

人は概ね、キューブラー・ロスが唱えた“死の受容の5段階”(否認、怒り、取引、抑うつ、受容)を経て、声が出なくなり、心臓や肺の動きが極端に落ちて、脱水症状による変化が起きて、徐々に各種機能が停止していく。

脳の聴覚中枢は最期まで生きている。男だったら睾丸に溜まった精子は死後72時間以上生き続けるという。←多分、俺だったら濃ゆいから100時間くらいは生きるのでは(笑)。

急に元気になる“中治り”現象もあるし、幻覚や幻聴に大声を出したり、子供還りしたりする“お迎え”現象も普通にある。臨死体験でお花畑を見るのも世界共通の現象だ。

身内の死で、残された者には、予想できないストレスがかかるのは仕方がないことだ。そのストレスを和らげるために各種弔い行事がある。

脳は、安らかに死を迎えるために、意識せずに、勝手に各種ホルモン等を出して、いろいろと準備してくれ、一つの物語を作ってくれる。スゴいよなぁ。

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TOMOKI
脳出血により右片麻痺の二級身体障害者となりました。なんでも書きます。よろしくお願いします。