#41 本に付箋を貼る
読書で必ずやること
たくさんの人がやっているように、僕も本を読んで気になる箇所には付箋を貼っている。
ただ、貼り方が独特なのか、付箋のついた本を身近な人に見られると、決まって何か言われる。
「わ! どういうルールになってるの?」とか、
「見た目が異様だね」とか、
「熱心に読んでるな」とか。
自分としては、あれこれ試して自然とこの方法に落ち着いた。
ちょっと変わった見た目になっているのかもしれないが、読み返す際に重宝する。
どんなやり方か、その方法をまとめてみようと思う。
読書付箋 how to do
準備するものは読書中の本と付箋。
付箋は4mm幅の色付き半透明付箋が今のところベスト。
100均で手に入る「極細 蛍光 半透明ふせん(Komoda 薦田工業株式会社)」を使っている。
5色(オレンジ、ピンク、黄、緑、青)セットで各色60枚入り、サイズは45mm*4mm。
昔は気になるところにバンバンと線を引いていた。
が、読み返すときに、その線に強い意志のようなものを感じてしまい…、随分読み方が引っ張られてしまうので、付箋で印づける方法に移行した。
付箋に移行してすぐ出てきた問題が、貼れば貼るほど、文字が読めなくなること。
そこで、透明付箋を探した。
でも透明だけではダメで、行間に収まりのいい細いサイズが望ましかった。
そして印の種類分けがしたかったのでカラーがよかった。
するとすぐに、イメージにぴったりなこの付箋に出会えた。
探してすぐ出会えたということは、類似商品がたくさんありそうだが意外となく、今のことろKomodaさんのこの付箋一択となっている。
経年での退色がどれだけ起きるかだけが心配だ。
色分けはこんな感じでしている。
🟪ピンク |なるほど!!|新しい視点 とても重要だと感じる箇所
🟦青 |なるほどー|ヒントになる視点 まあまあ重要だと感じる箇所
🟩緑 |分かる!|強く共感できる 自分の中にある考えに近い箇所
🟨黄 |分からない!|書いてあることが理解できない箇所
🟧オレンジ|情報、表、章末のまとめなど
該当する箇所が来たら、その文の一行目に合わせて付箋を貼っている。
で、1mmほど、本の上部(天)からピロっとはみ出させている。
付箋シートは薄いので、栞がわりに本に挟んでおけばOK。
携帯に困らないし、便利。
🔖
この本
付箋の印づけは、大して手間がかからない割に、読み返すときに要点が拾いやすくてとてもよい。
また、付箋がはみ出した本の天を見ると、配色や貼られている量から、感覚的に自分にとってどのような意味合いを持った本なのかが分かる。
タイトルや書かれている内容とは別レイヤーの、自分にとっての新しい内容が現れる。
付箋が少ない本、多い本、
ピンクの勢いが溢れてて大いに刺激を受けた本、
オレンジに偏っていて情報は豊富だが、感情があまり動かなかった本、
などなど。
それが、本と自分との関係を示すメタ情報のような価値を持っていて気に入っている。
本への愛着も湧く。
手元の本はどれも、同じ内容で何万、何十万と出版されているが、付箋の貼られた僕の「この本」は代えの効かない唯一の存在になっていることにいま気がついた。
同じ本だけど、「この本」と他の本は違う。
面白い。