【詩】戦う人を僕は笑った
僕は笑った
戦いに挑むあいつの
必死な姿が
がむしゃらな姿が
その背中が離れていきそうで
急いでその手を引っ張ったんだ
変わりたい自分が好きで
変わりたくない自分も心地よくて
時に人は
戦いに挑む人を笑い
戦うことのしない自分を慰める
そうやって自分を存在させる
虚しさの中で
君は笑った
あいつを笑う僕の
必死な姿が
がむしゃらな姿が
その心が枯れていきそうで
冷ややかにその目で見つめたんだ
変われない自分が嫌いで
変わった気でいる自分が情けなくて
時に人は
戦いで傷付いた人を笑い
戦わない綺麗な自分を憂う
そんな自分に疑問を持ち始めて
もどかしさの中で
もういいんじゃないか
誰かの何かの
闇を探すのは
もうやめにしよう
誰かの何かの
光を奪うのは
君は君で僕は僕
そんな当たり前を当たり前に
君には君の僕には僕の
光と闇を誇って進もう
人は皆傷だらけで美しい
ともですっ、最後までご覧頂き本当にありがとうございます^^