シェア
着実に、終わりゆく世界。 時間の流れが早すぎる現代社会では毎日膨大な情報の波を浴びせられ、Twitterを開くと画面の中で様々な口論が繰り広げられる。個人的に昨年は多方面で疲弊した年でもあった。 今この世界が、そして自分が必要とするものは何なのか。それは「他者を受け入れる」ということ、そのために自分という存在も他者という存在も、その二項対立すらも乗り越えて「自分と他者の境界を無くす」ことではないか。自分も、この世界も、その境界を無くすことを自らの意志で実践できていないからこ
タイ北部の都市・チェンマイの中心市街地で開催されたサンデーマーケットを訪ねた。タイ北部最大級のナイトマーケットと言われるこのサンデーマーケットはその名の通り毎週日曜日に開催され、ラチャダムヌン通りは一時的に約1kmの歩行者天国と化して、そこに屋台や露店が立ち並び大きな盛り上がりを見せる。今回タイに初めて上陸したわけだが、バンコクから寝台列車に14時間揺られて辿り着いたチェンマイには、そんな自分の心を揺さぶる空間があった。 今まで自分はnoteに投稿してきた記事を後から編集し
2022年8月17日〜21日の5日間、福島県南会津町で開かれた KOTOWARI 会津サマースクール2022 に参加した。 今年4月に上京、それから大学に編入学。慣れない都会の喧騒。想像していたものと違ったと思ってしまうこともある大学生活。忙しない日常が過ぎ行く現代社会の中で、自分と向き合う時間もない日々を過ごしていた。そもそも「自分と向き合う」とは何なのかをまだ理解していなかった。別に自分と向き合わなくても、自分という存在について理解していなくても良いと惑わされる日々を過
元々この記事は2021年8月に掲載した『2022年度大学編入試験体験記』というタイトルで、自分が5年間通った明石工業高等専門学校から東京大学工学部に編入学する際に受験した編入学試験について振り返る内容だった。しかし今、東大に合格したという事実はもはや過去であり、東大生というバッジにいつまでも縋っているような、何か上手くいかなかった時にどこか精神的拠り所にしてしまっているような自分には別れを告げなければならない。別に自分は何者でもないのだ。 そこで、ここに記していた元々の内容を