Tomohisa

Anct →→ Utokyo engineering b4|環境・建築🌏 / 建築設備×デザイン思考 / エコロジーの社会実装 / 自然観の実践

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マガジン

  • 月間レビュー

  • 地球と共存するための建築とテクノロジー

    この惑星と未来を守るために、人間は自然の一部であることを認識し、地球と共存していくべきだと考えています。ここでは、人間と環境・建築の関係性とその形を問い直していきます。 いわゆる「環境にやさしい建築」の定義とは何か?身の回りの建築設備は果たしてエネルギー最適化だけが目的なのか?……ジュリア・ワトソンが提唱したLo-Tekな土着建築から現代のハイテクな建築設備まで、スケールを横断的に捉えた自身のリサーチと思想を基にしながら、テクノロジーを手段とした建築の新たな可能性・在り方を自分なりに探っていきます。

  • 迷彩

    この世界で自分は何を体感したいのか、自分と向き合い続けるための自省録です。

最近の記事

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「無色透明の媒介」 ──ASIBA1・2期を終えて目指す姿

建築都市社会実装スタジオASIBAのインキュベーションプログラム第1期(2023/10-11)、さらにそのまま第2期(2024/04-07)に参加した。 プログラムを通して、建築設備データを用いて都市のエネルギー削減や設備メンテナンスの人員不足などの課題に都市スケールで挑戦する「Withvac」というプロジェクトに、代表の宮田さん(東大修士1年)と協働で取り組んだ。 ▼ASIBAインキュベーションプログラムについて(ASIBA公式noteより) 第1期では全体的な事業フレ

    • 月間レビュー(2024.10)|応答ではない内発的な創成

      論考の執筆に挑戦していたこともあって基本的にゼミ室の椅子に朝から夜まで座る日々だったが、常に脳内で思考を巡らせた1ヶ月だった。何となく考えたことを思考の発散としてDiscordの個人チャンネルなどにとにかく連投していた。それと同時に9月下旬からWithvac代表・宮田さんとの1on1を毎週行うようになった。事前に「今週取り組んだこと、考えたこと」「来週取り組むこと、その目的」「精神面の悩み」を事前にシートに記入して共有・質問し合う。相手に説明することで目的意識が整理され、思考

      • Greenbuild 2023 ──環境建築の未来を創り出すために 【後編】

        ↓↓こちらの記事の続編になります。(2024/10/14追記:定期的に内容をアップデートしていることもあって、前編・後編と2つの記事に分けてまとめ直しました。) 3. Greenbuild 2023・考察※内容は随時更新・修正していきます (2023年12月執筆、2024年10月更新・修正) [1/6] Topics of Greenbuild 2023 今回のGreenbuildでは4日間を通して約170ものセッションが開催されていた。スケジュール上ほんの一部のセッシ

        • 他者を受け入れるために ──自分が民族誌映画から掴み取るもの

          着実に、終わりゆく世界。 時間の流れが早すぎる現代社会では毎日膨大な情報の波を浴びせられ、Twitterを開くと画面の中で様々な口論が繰り広げられる。個人的に昨年は多方面で疲弊した年でもあった。 今この世界が、そして自分が必要とするものは何なのか。それは「他者を受け入れる」ということ、そのために自分という存在も他者という存在も、その二項対立すらも乗り越えて「自分と他者の境界を無くす」ことではないか。自分も、この世界も、その境界を無くすことを自らの意志で実践できていないからこ

        • 固定された記事

        「無色透明の媒介」 ──ASIBA1・2期を終えて目指す姿

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        記事

          ASIBA2期PJ|建築設備の多面的アプローチ

          ASIBAインキュベーションプログラム第2期のプロジェクト・Withvacに取り組んでいる藤間朋久です。第1期から継続してWithvacに取り組む中で自分が感じ始めた新たな課題感、そして目指すべき新たな展望について言語化しました。 1. 建築設備を再考する激甚化する気候変動や国際的な紛争によって綻びていく地球を眺めながら、「科学技術」に対して不信感や疑念を抱くようになった人々が多いのではないかと思います。技術革新によってもたらされた恩恵を享受して今を生きる私たちは、科学技術

          ASIBA2期PJ|建築設備の多面的アプローチ

          減速の路 in Chiang Mai

          タイ北部の都市・チェンマイの中心市街地で開催されたサンデーマーケットを訪ねた。タイ北部最大級のナイトマーケットと言われるこのサンデーマーケットはその名の通り毎週日曜日に開催され、ラチャダムヌン通りは一時的に約1kmの歩行者天国と化して、そこに屋台や露店が立ち並び大きな盛り上がりを見せる。今回タイに初めて上陸したわけだが、バンコクから寝台列車に14時間揺られて辿り着いたチェンマイには、そんな自分の心を揺さぶる空間があった。 今まで自分はnoteに投稿してきた記事を後から編集し

          減速の路 in Chiang Mai

          Greenbuild 2023 ──環境建築の未来を創り出すために 【前編】

          2023年9月26日〜29日、アメリカ・ワシントンD.C.で開催されたGreenbuild International Conference and Expo 2023に参加しました。 おそらくこのイベントは日本ではほとんど知られていないと思います。日本人の参加者は十数人、日本人学生は僕のみでした。このイベントはgreen building(後述しますが「環境建築」とは微妙に定義が異なると捉えています)に関連したテーマを扱う世界最大規模のカンファレンス・展示会です。毎年アメ

          Greenbuild 2023 ──環境建築の未来を創り出すために 【前編】

          奥会津で過ごしたかけがえのない5日間

          2022年8月17日〜21日の5日間、福島県南会津町で開かれた KOTOWARI 会津サマースクール2022 に参加した。 今年4月に上京、それから大学に編入学。慣れない都会の喧騒。想像していたものと違ったと思ってしまうこともある大学生活。忙しない日常が過ぎ行く現代社会の中で、自分と向き合う時間もない日々を過ごしていた。そもそも「自分と向き合う」とは何なのかをまだ理解していなかった。別に自分と向き合わなくても、自分という存在について理解していなくても良いと惑わされる日々を過

          奥会津で過ごしたかけがえのない5日間

          Stand With Ukraine🇺🇦

          2022年2月24日、ロシアのプーチン大統領によるウクライナへの軍事侵攻が始まりました。戦争は今なお続いており、何の罪もない兵士や民間人の方々の命が奪われてしまう日々が続いています。この戦争はきっとロシアも含めた全世界の国民が望んでいないものであり、僕はプーチン大統領を強く非難します。 僕たちにできることは「No War」の意思を示すことだと思います。例えば、Twitterで #NoWar とツイートすることも「No War」の意思を全世界に示す行動の一つです。 この記事

          Stand With Ukraine🇺🇦

          迷彩

          元々この記事は2021年8月に掲載した『2022年度大学編入試験体験記』というタイトルで、自分が5年間通った明石工業高等専門学校から東京大学工学部に編入学する際に受験した編入学試験について振り返る内容だった。しかし今、東大に合格したという事実はもはや過去であり、東大生というバッジにいつまでも縋っているような、何か上手くいかなかった時にどこか精神的拠り所にしてしまっているような自分には別れを告げなければならない。別に自分は何者でもないのだ。 そこで、ここに記していた元々の内容を