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発声障害改善したよ コラムを書きます31【vol.161】

 ではまた続きの記事になります。

 もう1つ大事なことを書きます。姿勢も筋肉も直ったら、声を出していた時に負担はかかっていなかったかということです。

 3つぐらいにまとめたいと思います。

 1 時計の針で「0分」、「15分」、「40分」という表現を使います。そしてスライドしていたら、「40分」まで使っている感じなのではないかということ。

 2 左右のあごの関節の所。そして「15分」のイメージが境目だということ。

 3 ラジオ体操の5番 「体を横に曲げる運動」をしているかということです。そして支点はどこにあるかです。

 これは大体です。では書いていきます。

 1 話す時に口をスライドしていないかということ

 これは自分のケースでは何となく理由がわかりました。それは左肩を下げた時に、右肩をその高さに向けて下げていないかということです。重力的には、2つが同じ高さになるのは普通のことです。けれど話す姿勢については、たぶん他の人はやっていません。

 こうなると、左のあごが下がると、右のあごも下がります。そうなると、無意識にスライドした開け方になります。

 では僕の経験からすると、おでこ、鼻の上、上唇、下あごの先。この4つは真っ直ぐになりますね。そうなると、左肩が下がって、左のあごが下がる。この時に右肩は上がり、右のあごも上がります。

 確かに重力的には、少し動くかもしれません。けれど、鼻の上と上唇で支えていれば、「40分」の方向には行きません。下唇を下げるか上げるかより、下唇がどこにあっても問題がない。このような印象を受けます。

 おそらく左右対称に使うやり方をしていけば、「40分」に向けて口を開ける感じからは元に戻ると思います。

 
 2 「15分」のイメージ

 ここはあごの関節の所なので、何となく意識して使っていると思います。最初にわかりやすく伝えると、ここより上は、鼻の所で骨格的にひっかかる所があると思います。

 肩の動きでもおそらく似たようなものです。下側にはひっかかる所はありません。だけど上側に持っていった時は、ロックがかかる所があります。あごの関節も一緒で、ここと鼻を近づけるように使う時があります。その時に目の下の筋肉を意識するような動きになります。

 ここはまた後で伝えますが、この動きがあったら、自然と「15分」よりも上の角度で使っていたことになります。

 
 では「15分」から「40分」はというと、鼻の上を支点にして動かしているようなものです。右のあごの関節を下げる。その時に外側を通りながら、少しずつ口の開け方としては下がって行きます。自分でも支点を探してみて下さい。鼻でも間違いではないと思います。

 左のあごが下がる。右のあごも重力的にそれに合わせ下げる。そうすると話す時には筋肉を使いますね。大抵は声を出すのに比例して、足に重力がかかると思います。

 おそらく歌の時の違いは、歌ではそんなに足に重力がかからないと思います。力を入れていたら、上手く歌えないからです。ここがたぶん違う点です。

 「15分」より上の所でも、どのように使っていたか思い出してみて下さい。目の下の筋肉を使っていたら、おそらく骨格でロックをかけていたはずです。これがないと鼻の所でも、ちょっと左に向けて使っていることになります。

 そうなると、左のあごの関節も、高く内側に使う動きも含まれると思います。結局はここも左右対称なんで、スライドすることがなければ、勝手に動きは良くなるはずです。

 
 では3番に行く前に少しまとめます。意外と理由がわかれば、僕が言っていることもそんなに難しくないはずです。声が出なくて、力を抜いて話していたら、重力的にこうなるからです。

 これで声が出るかはわかりません。むしろ出ないからこの姿勢なのかもしれません。けれど1個1個辿っていければ、元の話し方までは戻るはずです。それは鼻の上を上手く使い、左右対称を作る。目の下を使い、あごの関節の所も使っていた。そんな姿勢だと思います。

 とりあえず声の専門家がいたら、普通の人が話している感覚のデータが欲しいと言ってみて下さい。たぶん1つの感覚にも意味があったりすると思います。体重のかけ方や、姿勢で力がどっちに加わるかなど、お腹から声を出す以前に大事なことがあるはずです。

 とは言っても、声を出す最初の体重をかける支点を作れていない。僕の文章以上に有意義なものが出るかは、謎な所です。

 ここからまた長くなってしまいました。次回に続きます。

 本日も読んで頂きまして、ありがとうございました。



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