実家の湯沸かし器が壊れる その8
その1はこちら。
https://note.com/tomohasegawa/n/n59bcd0be61d7
その2はこちら。
https://note.com/tomohasegawa/n/naf5e44adc409
その3はこちら。
https://note.com/tomohasegawa/n/n1a4bac5b28fa
その4はこちら。
https://note.com/tomohasegawa/n/n9e0d4914b4b7
その5はこちら。
https://note.com/tomohasegawa/n/n42426e90bb66
その6はこちら。
https://note.com/tomohasegawa/n/ne555869e8f13
その7はこちら。
https://note.com/tomohasegawa/n/na0abedbc7c5a
半導体不足のために2,3か月待ちとなる湯沸かし器。どこを探してもないはず、なのにまさかAmazonにあった??
「ただ長谷川さんのマンションには合わないタイプの給湯器なんです。大きすぎてしまって。追い炊き機能がついているでしょ?これが付けられないんです」。
「そうか、合う合わないがあるんですね。あと、これも見つけて」。用意していたもう一つの僕がやはりAmazonで簡単に見つけた湯沸かし器。
“パロマ ガス給湯器 PH-5FV ガス湯沸器 都市ガス(12A13A)タイプ 先止式”
「こちらは確かに付けられます」。「大丈夫なんですか!」。「ただこれはお湯を沸かす量がお風呂用ではありません。お茶を飲むとか台所で使う程度のものなんです。もしお風呂用のが入ったら、このタイプは使わなくなりますね。急場凌ぎで付けるとしても、簡単に付けられるというわけではないんです。工事はガス管を引っ張ってきたりと色々大変です」。
やはり長谷川家のマンションは古いし、規格が合う、合わないがあるし、ジャストなものというのは在庫切れとなってしまってるんだな、そんなことを話している僕に、東京ガスのSさんは「あるかどうか、わからないんですが、うちで付けられる給湯器は...」そう断りを入れた上で、見積書の大きく空いているスペースにボールペンで以下のように書いて、僕に見せた。
16号給湯器
リンナイ RUX-A1616W-E
ノーリツ GQ-1639WS-1 リモコン RC-7607-M
パロマ PH-1615AW リモコン MC-150V
「リンナイさんのはうちと提携していて、今回の見積書にもある2,3か月待ちの給湯器、ここに住んでいる方が主に使って頂いているものです。ただ他の会社の給湯器も付けることは、一応ですけど、可能なんです。長谷川さんのマンション内で合うのはノーリツさんとパロマさんのこの二つになります。」そう言ってGQ-1639WS-1とPH-1615AWの二つを指し示した。
「日本ではこの3社が主流なんです」。「つまりこの3つしか、うちのマンションに合うのはないんですね」。「そうです」。僕は早速スマホでPH-1615AW、パロマの方の給湯器をAmazonでまず検索してみた。
「...ありましたね」。
“パロマ ガス給湯器 16号壁掛型 給湯専用 都市ガス(12A13A)用 PH-1615AW オートストップ対応”
在庫が17、とある。実はこれも湯沸かし器を探している時に既に見つけていた内の一つだった。ただ色々検索していく内に在庫がある、としても不良品を送ってくるとか、「沸かし太郎」の時と同様疑心暗鬼になってしまっていて、即ポチっとななんて出来なかった。個人で設置せよ、と書かれているのもその時気になっていたことだった。
「値段は91810円」。僕がそう言うと、「確かに2,3万円位高いですね」とSさんが答えた。しかし2,3万円程度で、うちのマンションに付けられる、ちゃんとした商品ならば即買いだぞ。またプレミアを付けるということは、壊れていない商品なんだ、という保証のように僕には思えた。「保証書は付いてますか?」。実際Sさんもその辺りを聞いてくる。「...ついてますね。新品だと書かれています」。
「...あとリモコンはどうですか?」。Sさんはまだ大丈夫とは言ってくれなかった。そうか、リモコンだってもちろん半導体を使うだろう。実はリモコンがどこにも在庫がないから本体だけ残ってしまっている、その可能性もある。「リモコンがないと駄目なんですか?」。「駄目ですね。本体とリモコンでセット、それぞれ別売りですね」。
続く
その9はこちら。
https://note.com/tomohasegawa/n/necb0fa2135df