長谷川友

雑誌beatlegでプリンス、R&B関連のレビュー、インタビュー。映画サイン・オブ・ザ・タイムスのパンフ監修等。ソニー・ミュージックのプリンス再発で対談、ライナー。シンコー・ミュージックより20年サイン・オブ・ザ・タイムズのすべて、22年ゴールドエクスペリエンスの時代を上梓。

長谷川友

雑誌beatlegでプリンス、R&B関連のレビュー、インタビュー。映画サイン・オブ・ザ・タイムスのパンフ監修等。ソニー・ミュージックのプリンス再発で対談、ライナー。シンコー・ミュージックより20年サイン・オブ・ザ・タイムズのすべて、22年ゴールドエクスペリエンスの時代を上梓。

最近の記事

24年7月28日、CROSSBEAT presents プリンスWセレブレーションin Tokyo、下北沢 3313アナログ天国にてイベント開催決定! 

Crossbeat主催、佐藤淳さん、荒野政寿さんのプリンスWセレブレーション in Tokyoのイベントが7月28日下北沢の3313アナログ天国で行われます。私も第二部よりお喋りに加えてもらえることになりました。映画「プリンス ビューティフル・ストレンジ」のこと、プリンスのルーツ、プリンスの最初のバンド、グランド・セントラルのこと、どうやってプリンスはデビューするのか、そんなことをお喋りしたいと思っています。

    • おだしがしみた油揚げ6枚入りが買ってあったので、昼食はそばにした。

      https://sagamiya-kk.co.jp/products/odashi_aburaage.html 「これって2種類あるのよ、この6枚入りの奴とあとバラバラになって切って入っているのと」。「知っているよ」。「で、どっちが多いかで迷ったのよ、値段は両方とも同じで」。「バラバラの方のが多そうだよ」。「そう?私はこっちの6枚入りの方が多そうに見えたのよ、ギュッと詰まっている感がなんだか」。「バラバラの方が袋にギュッと入れられると思うよ、ほらよく袋に入るまで入れ放題とか

      • 映画『プリンス ビューティフル・ストレンジ』をネタバレなしで深堀る。

        プリンスが生まれ育ち、音楽関連制作の殆どを行っていた土地ミネアポリス。三つ子の魂百まで、とはいうが、幼い頃の性癖や影響を受けたことはその後も根強く残り続ける。デビュー・アルバム『For You』制作時期に、86年発表『Parade』の「Sometimes It Snows In April」が実は収録予定候補だった、とプリンスが唯一書いた自身の回顧録『The Beautiful Ones』に書かれているが、プリンスの達観性たるや恐るべしと言えよう。  映画『ビューティフル・

        • サンセット・サウンドの公式YouTubeでアップされた音源について。

          プリンスが80年代に使っていたスタジオ、サンセット・サウンドの公式YouTubeで突如公開された、2曲のプリンスの未発表曲。(KIDさん、速攻まとめて下さって感謝です。) https://npg-net.com/2024-04-29/  「Wouldn’t You Love To Love Me? (Demo)」の方は既にブートでリークしていた#2と同じであった。既にフルレングスのヴァージョンが出回っていたということになろう。この曲はシュー・アン・カウエル、マイケル・ジャ

        • 24年7月28日、CROSSBEAT presents プリンスWセレブレーションin Tokyo、下北沢 3313アナログ天国にてイベント開催決定! 

        • おだしがしみた油揚げ6枚入りが買ってあったので、昼食はそばにした。

        • 映画『プリンス ビューティフル・ストレンジ』をネタバレなしで深堀る。

        • サンセット・サウンドの公式YouTubeでアップされた音源について。

          『Love Symbol』スーパーデラックス・エディションのリリース決定???

           24年4月14日、silmongiという人が『Love Symbol』のスーデラに収録されると思われるヴォルト・トラックをXで公開した。それぞれの曲のレングス、そして曲名から、かなりの信ぴょう性を僕は感じた。 https://www.reddit.com/r/PRINCE/comments/1c3qhir/found_this_on_twitter_vault_tracks_that_were/  しかし『Love Symbol』のスーデラが近日中にリリースされることの

          『Love Symbol』スーパーデラックス・エディションのリリース決定???

          映画『エルヴィス』と映画『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』を比較してみる。 

           バズ・ラーマンが監督した『華麗なるギャツビー』が個人的にはツボだったが、そうかこの映画もバズが監督してたなと気が付き観た映画『エルヴィス』。  多くの黒人が暮らすメンフィスで幼少期を過ごしたエルヴィス・プレスリーは、その際に黒人文化に深く触れ、ゴスペルやリズムアンドブルース等の音楽に影響を受けた。黒人に対する非道な仕打ちが横行していた50年代、白人であるエルヴィスがその種の音楽にカントリー、ウエスタンをブレンドし歌った。人種を超えてヒットさせた革命的サウンド、それがロック

          映画『エルヴィス』と映画『ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY』を比較してみる。 

          世界で最も美しい女性、最も美しい男性

           名曲「The Most Beautiful Girl In The World」(以降「TMBGITW」とする)。プリンスが名前をシンボルマークに変え、NPGレコーズよりインディーで初めて94年2月9日にリリースしたシングルだ。当時ワーナー・ブラザースに居たプリンスは一曲だけならとその許可を得ていた。レコード会社から出すよりも高収入となるからプリンスは絶対ヒットさせたかった。94年3月28日にUKでリリースされているが、初めてのナンバー・ワンとなっている。実はプリンス側がそ

          世界で最も美しい女性、最も美しい男性

          プリンス:ニュー・パワー・ジェネレーションの誕生 その8

          15.リーヴァイ・シーサー・Jr.  89年夏はリーヴァイ・シーサー・Jr.にプロデュース、曲提供の仕事があった。T.C.エリス、そしてエリサ・フィオリオのアルバム等のためのものだ。既に7月上旬のレコーディング「Good Man」を筆者はレビューしているが、リーヴァイとロージー・ゲインズの作曲ながら、プリンスのヴォーカル・ヴァージョンが存在するので、リーヴァイとプリンスとの最初期の作曲コラボと言えそうだが、果たしてどうだろうか。 参考: プリンス:ニュー・パワー・ジェネレ

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          プリンス:ニュー・パワー・ジェネレーションの誕生 その8

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          プリンス:ニュー・パワー・ジェネレーションの誕生 その7

          13.『Corporate World』の完成  89年夏のザ・タイムの『Corporate World』のためのセッション、残り3曲となった。  86年6月17日、ワシントン・アヴェニューの倉庫で、パレード・ツアー時のザ・レヴォリューションの面子によりレコーディングされた3曲の内の1つが「Data Bank」だ。プリンスが突然ミュージカルの考えを思いつき、そこで使おうとしていた曲であった。そしてそのミュージカルのタイトルは『Dream Factory』だと言われている。

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          プリンス:ニュー・パワー・ジェネレーションの誕生 その7

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          プリンス:ニュー・パワー・ジェネレーションの誕生 その6

          12.プリンスとザ・タイムの関係性  89年夏のレコーディング、ザ・タイムの未発表アルバム『Corporate World』収録曲について、更にレビューを進めていく。  「The Latest Fashion」は87年4月上旬、サイン・オブ・ザ・タイムズ・ツアー直前にガルピン通りのプリンス自宅内スタジオでプリンスだけで作られた。この時86年に解散したミッシング・パーソンズのヴォーカル、デイル・ボジオ、彼女がデイル名義でペイズリー・パーク・レコーズより88年3月4日にリリー

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          プリンス:ニュー・パワー・ジェネレーションの誕生 その6

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          プリンス:ニュー・パワー・ジェネレーションの誕生 その5

          11.去る美女来る美女  ジル・ジョーンズのセカンド・アルバム、ザ・タイムの『Corporate World』の楽曲作りの最中の89年7月。エリック・リーズとプリンスは88年12月に作ったマッドハウスのアルバム『24』を捨て、新たなプロジェクトを開始することにした。ただし『24』での音楽素材の一部を再利用することも考慮された。プリンスはエリックにぺイズリー・パーク内の音源貯蔵庫ヴォルトに入るための鍵を与え、彼に自由にアルバムに使えそうな楽曲を探すよう求めた。またプリンスが予

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          プリンス:ニュー・パワー・ジェネレーションの誕生 その5

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          プリンス:ニュー・パワー・ジェネレーションの誕生 その4

          8.マイケル・ブランド、モーリス・デイ、そして二人の美女  アルバムの次はライブ、3月いっぱいで『Batman』の曲制作を終え、遅くても4月に入る頃プリンスはラブセクシー・ツアー時とは異なる新しいバンドのメンバーを誰にするか考えていたはずだ。まずはマイケル・ブランド。『The Vault』によれば彼が正式にプリンスの新しいバンドに入るよう言われたのは89年4月4日、プリンスがコンサートをしに来ていたボンジョビのためにパーティを開き、そこへマイケルを招待、その際に告げたとされ

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          プリンス:ニュー・パワー・ジェネレーションの誕生 その4

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          プリンス:ニュー・パワー・ジェネレーションの誕生 その3

          6.プリンス・バンドの解散  プリンス一行は89年1月29日に日本に向けて出発、1日より仙台を皮切りにラブセクシー・ツアーの日本公演がスタート、13日の大阪城ホールのライブを終え、全日程が終了。その後プリンスのバンドは解体となっている。ミコ・ウィーヴァー、リーヴァイ・シーサー・Jr、ドクター・フィンクが残留となった。

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          プリンス:ニュー・パワー・ジェネレーションの誕生 その3

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          プリンス:ニュー・パワー・ジェネレーションの誕生 その2

          プリンス:ニュー・パワー・ジェネレーションの誕生 その2 4.シーラ・E、幻の4thアルバム  シーラ・Eは87年サイン・オブ・ザ・タイムズ・ツアーから89年2月のラブセクシー・ツアーまで、大変評価の高いプリンスのバック・バンドのドラマーであり、その上音楽監督も務めていた。実はタイトルは決まっていなかったが、彼女の4枚目のアルバムをプリンスは完成させていた。製作期間は87年から88年末まで、89年にリリースする計画だった。収録曲は以下の通り。 A面 3 Nigs Wat

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          プリンス:ニュー・パワー・ジェネレーションの誕生 その2

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          プリンス:ニュー・パワー・ジェネレーションの誕生 その1

          序文  プリンスが設立したレーベル、ペイスリー・パーク・レコーズがあるレコード会社、ワーナー・ブラザース・レコーズ[以降ワーナーとする]に対して、あまりにも大げさなジェスチャーと共に激しい攻撃を繰り広げることとなる90年代。92年8月31日にプリンスは当時の音楽業界においてトップとなる一億ドルの契約をワーナーと締結したが、前金1000万ドルを得るためにはアルバムを500万枚以上売らなければならず、ヒット必死の入魂アルバムを時間をかけて制作する必要に迫られる。溜まったら出す的

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          プリンス:ニュー・パワー・ジェネレーションの誕生 その1

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          プリンス / Alice Through The Looking Glass

          https://www.youtube.com/watch?v=JY51qA4hND4 来て、とにかく集まって! 今夜の列は長いよね。 彼女は、心配しないで、大丈夫だから、って 仕事があるの、電気を付けて さあ来て、アリスの全部を見て 姿見の中のアリス 中へはゆっくりと、出すのは速く どんな男も続けられない 鏡の中のアリス 皆とにかく来て 来て見て、アリスの仕事を 誰かはそれを呪いと呼ぶ 誰かはそれを甘い救済とも 誰もその刺激に抗しきれない アリスに聞いてみて それが何

          プリンス / Alice Through The Looking Glass