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苦悩を芸術に昇華しよう


こんにちは、またまた久しぶりの投稿になりました。皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

今日は「苦悩を芸術に昇華しよう」というお話です。友人との会話の中で出てきたキーワード。少しだけ自分の中で深掘りして文章に残したいと思います。

日々の苦悩

毎日小さなことから大きなことまで、生きている間に色々なことが身の回りで起こります。自発的なことや多発的なこと、そして偶発的なこと。

喜んだり怒ったり悲しんだり落ち込んだり。
そして悩んだり。と、まぁ人生というのは何て忙しいのでしょうか(笑)

映画の主人公とまではいきませんが、生きていると本当に色々ありますよね。

落ち込んでいるときや悩んでいるとき、自分の精神状態に近い暗い曲を聴くと「同調効果」によって精神安定に繋がる。
そんな心理学の定石はすっ飛ばして、落ち込んでいる時には爆音でEDMを聞いた方が元気になる気もしますが。個人的には暗い曲をエンドレスリピートする派です。

悩みやストレスをそのままにしないこと、そして他人に頼らず、自分の力である程度何とかする力を身に付けなければいけませんね。

悩んでいることに向き合い、自分の成長の糧になったり、何かの形でプラスのエネルギーに生まれ変わればいいなぁ。それが僕の理想です。

自分の中に留めておかず、どうにしかてアウトプットする必要を強く感じます。

壁にぶつかる時

人生、壁にぶつかり悩みや課題に直面した時の方がいい作品が生まれやすい。
芸術家は、それらを自分の作品にし、SSWは新しい曲を書く。

テイラー・スウィフトのヒット曲「We Are Never Ever Getting Back Together」はジェイク・ギレンホールと別れた時に作られたことは有名だし、その他にも歴代の彼氏の曲が山ほど。私生活を切り売りしているというか、曲のネタが尽きないこともすごいと思いますね。

先日、引越しの荷物を片付けていたら、本の間から昔書きためていた詩のノートが出てきました。自分で振り返って読むと、あまりに恥ずかしい(見つけた一番古いものは2006年のものでした)のですが(苦笑)

それでもやはり、壁にぶつかり悩んでいる時の方が作品としてはbetterな仕上がりだと思います。

ブルーピリオド

苦悩を芸術に昇華する、という話でふと思い浮かんだのが2021年のアニメ『ブルーピリオド』。放映時にTwitter(X)でとても話題になっていたのが記憶に残っていました。

僕も詳しい内容は知らなかったで、初見の方に簡単にストーリー説明を。

不良優等生の矢口が、ひょんなことから一枚の絵に心を奪われ絵画に興味をもち美術部に入部。美術予備校に通いながら試験などに苦悩しつつ東京藝術大学を目指し美術を学んでいく青春群像劇。

成績は優秀、与えられたタスクを日々こなす刺激のない日々。なんとなく虚しさを感じていた矢口が、情熱を燃やす対象を見つける。

しかしやはり、予備校もお金がかかる。そして課題に取り組むには体力も無ければ耐えられない。

何をするにもお金が必要、ゴッホだって弟テオの支援があったから何とか絵が続けられていた訳で。好きだけれど、それが続けられるのかは別の話ですよね。したいことはたくさんあるけれど、金銭的な面がネックになるのは昔から変わらず。

トライアンドエラーの繰り返しで、徐々に実力も身につけていく登場人物たち。見ている側も、美術のさまざまな技法をアニメから学べます。知らないことも多く、見ながらメモを取りました。構図の流れとか深く考えたことなかったので、とても勉強になりました。

観ていて僕が良いなぁと思った台詞をいくつか載せます。

“美術は面白い、自分に素直な人ほど強い。文字じゃない言語だから”

“好きなことに人生の一番大きなウェイトを置くのって普通のことじゃないでしょうか”

“好きなことは趣味でいい、これは大人の発想だと思います”

まだまだ紹介したいのですが、これから観る方のために自粛。

芸術って正解がないのに、周りと比べられて。大学に受かる為の試験対策も必要。自分の好きなものだけ描いていたら入学はできない。なんのジャンルでも同じ悩みですね。

『ブルーピリオド』面白いアニメ、というより引き込まれるアニメでした。全ての芸術に共通する、好きなことに取り組む難しさも楽しさも詰め込まれています。

苦悩と芸術の繰り返しのなかで

苦悩を芸術に昇華すること、今一度冷静に考えてわかりました。

苦悩を芸術に昇華することが、また次の新たな苦悩を毎日生み出して、そしてまたその苦悩を種に新しい芸術がうまれる。

これが俗に言う「産みの苦しみ」なのでしょうか。いや、それを超えて産み続ける苦しみなのかも。

ピカソが言った、『芸術は悲しみと苦しみから生まれる。』

きっと一般人より感受性の強い、名だたる芸術家たち。過酷な毎日を精神的に支えたのが、芸術に取り組むということなのかもしれませんね。

芸術の秋を自分で満喫しようと、昨年10月に絵を描きました。そこからオイルパステルにハマったり、ボールペン画も描いたりしてみました(これは性格的に合わなかった)

朝時間を作って、1日のスタートで時間を決めて絵を描く。とにかく終わりを決めて、その時に描き切って仕上げる。

仕事で料理の絵をたまに描くくらいで、大人になってから絵画に取り組むことはほとんどありませんでした。いざやってみると、写経に近いものを感じるし、一種の瞑想だなと思いました。

ブルーピリオドの登場人物のように、感情も人生も全て乗せた絵は僕にはまだ描けません。でも、下手なりに続けていけば新たな世界が開かれる気がしています。

また一つ趣味が増えたので、これからは絵を描くのも好きですと言います。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございます!

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