#ぽんずブルーと#湿度写真、 #夢見る会社員バトル レポート。
こんにちは、オオニシトモヒロ(@Tomo_camera_)です。
おととい6月29日、表参道で開催されたイベント「会社員はフォトグラファーの夢を見るか?」に参加してきました。
ぽんずさん(@yuriponzuu)と、さどまちさん(@mck0129)
文章と写真でたしかな個性を持つ、おふたりのイベントでとても楽しみにしていました。
きょうは、簡単な当日のレポートと感じたこと・思ったことを書こうと思います。
簡単な概要
ぽんずさんとさどまちさんが、プロカメラマンの鈴木心さんに3ヶ月間弟子入り。
ルールに沿っておふたりが写真で対決し、お客さんにその場で勝敗をジャッジしてもらう。というもの。シビアだ…。
当日の流れと、ルール説明
・来場者から、男女1名ずつを選出し、ルールに沿って撮影する。
・制限時間は10分。(2人の撮影からレタッチまで)
・被写体の2人が「ぽんず」と「さどまち」の写真、どちらかに投票する。
・「ぽんず」と「さどまち」、票数が多かった方の勝利!
という流れ。
勝負①.”50mm縛り”
一本目の勝負は”50mm縛り”でした。
人が肉眼で見ている画角に近く、扱いやすい50mm。
「まずは50mm」といわれる焦点距離なだけに、個性が光る対決になると思いますがはたして!
結果は、1対1の同点。目線の向きや、窓の使い方などにちがいがハッキリでますね。
大勢のお客さんの前で、たった10分で2人を撮影し、しかもジャッジまでされてしまう過酷な状況。会場は緊張感で満たされていました。
勝負②.”F/16縛り"
続いての勝負は"F/16縛り"。これは「ボケが使えない」という厳しいルール。
ここで僕は、被写体として立候補しました。
ぽんずさんと、さどまちさん。#ぽんずブルーと、#湿度写真 。
安定感と個性を持つお二人に写真を撮ってもらいたかった。
結果は、またもや1対1の同点。
僕は、ぽんずさんの写真に票を入れました。その理由は後述します。
勝負③.ライティングあり+道場破りが乱入
最終、第三ラウンドは照明を使っての撮影。
ふたりとも、自然光で撮影することが多いとのことですが、はたして!
…というところで、道場破りが乱入します。
相手はなんと、おふたりを指導してきた「鈴木心」さんその人でした。
別のカメラマンさんが乱入すると聞かされていたぽんずさんと、さどまちさんへのサプライズ。会場はこの日いちばんの大盛り上がりでした。
気づけば、2人分の撮影からレタッチ完了までわずか7分。
凄まじい手際の良さとクオリティに、誰もが圧倒されました。
「プロはすごいだろ〜?」と不敵に笑う心さん。かっこよかった。
ぽんずさんとさどまちさんの写真は、こちら。
得票結果は、またもや1対1!
3ラウンドの勝負が終わり、同点という結果で幕を閉じました。
最後は、3ヶ月間がんばったおふたりへ。心さんから賞状が手渡されました。
涙ぐむおふたりと、お客さん。
真剣に取り組んでいたのをSNSやnoteで見ていたから「お疲れ様でした」という気持ちで僕もちょっと泣きました。
撮ってもらった写真と、ぽんずさんに表を入れた理由
ぽんずさん
さどまちさん
僕が票を入れたのは、ぽんずさんの写真。
いちばんの理由は「笑顔で明るい雰囲気」の写真はすでに持っていたから。
おふたりに撮影を依頼したのは「すこし陰があるような、かっこいい雰囲気」という内容。それに沿った形で撮影して頂けたので、ぽんずさんを選ばせてもらいました。
ぽんずブルーと湿度写真
ぽんずブルー と 湿度写真
僕はもともと、さどまちさんの湿度写真のファンなんです。
「湿度」を感じるしっとりとした手ざわり、どこか儚く、暗く、少し毒があるような。そんなさどまちさんの写真がすごく好きで。
でも、今回に限っていえば、こちらの要望を的確に汲んでくれたのは、ぽんずさんでした。
「あぁ、ぽんずさんすごいわ…」と思ったのは、「オオニシさんの魅力はミニマルなところだと思って。カメラもライカだし、そういうカチッとした雰囲気を撮影できたらな」と言ってもらえたこと。
短い時間でこちらの意図や、大切にしていることを掬い取ることができる繊細で鋭い感性。そこからぽんずさんの、多くの人に刺さる素敵な文章が生まれているんだろうなと思いました。
そういうことで、今回は#ぽんずブルーの安定感を感じたぽんずさんに表を入れさせてもらいました。
逆に、会場にいた彼女に「どっちがよかった?」聞いたら、さどまちさんの写真を選びました。
本当に、僅差。甲乙つけがたいとはこのことです。
おふたりとも、撮影してくださりありがとうございました。嬉しかったです。さっそく、noteのプロフィールを撮影してもらった写真に変更しました!
鈴木心さんからのメッセージ
第3ラウンドで突如乱入し、「プロ」のクオリティを見せつけた鈴木心さん。
最後に「なぜあれ程のクオリティの写真を短時間で撮影できたのか?」を解説してくださいました。
・ぽんずさんとさどまちさんが撮影している中で「自分ならどう違いを出すか」を考える時間があった。
・「意外性を見つける目」が重要。養う努力を諦めないで。
・カメラマンがこれだけたくさんいる中で「面白いな」「すごいな」と思わせる雰囲気を捉えるのが、プロ。
・大事なのは、「撮るために何を考えるか」「撮るまでの考え」。
うろ覚えなので、細かい言い回し等は違うと思いますが、とても大切なメッセージを残してくれました。
おわりに
写真とは?プロとは?自分らしい写真とは?
いろいろなことを考え、感じたあっという間の3時間でした。
あたたかい言葉遣いと365日を超えても継続する力で、noteを始めるきっかけをくれたぽんずさん。
「湿度写真」の世界観と、次々に魅力的な企画を行動に移していくさどまちさん。
ふたりの真剣勝負を生で見ることができて本当に良かったです。ありがとうございました。
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