快楽を求めることは地獄の入り口か
快楽が好きか 人は少なからず、快楽を求める快楽主義者だと思う。人だけでなく、恐らく多くの生き物が本来はそうだ。有名な話で言えば、ラットを使った実験でこんなものがあった。電極に繋がれた自身の脳に快楽物質を発生させるボタンを目の前に用意されたラットは、寝食を忘れ、1時間に実に7000回以上もそのボタンを押し続けた。そしてそのまま快楽や多幸感の夢の中、飢えと睡眠不足によって死んでしまったのだ。それほどまでに、快楽の持つ力は強く、生き物を“病みつき”にさせる。
「生きる」という全て