強気なHSP

HSPという言葉がここ最近でメジャーになってきたように思う。
HSPとは、Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)の頭文字からとったもので、とても敏感で感受性の強い人のことを指す。
なんじゃらほいと思う方は、こちらの漫画家さんがとてもわかりやすくまとめてくださっているのでぜひ読んでみてほしい。

以下のように、病院のホームページなんかでも紹介されているが、決して病気というわけではなく、ただの気質・特徴にすぎない。

さて。
インターネットとは便利なもので、質問に答えて診断を受けることができてしまうわけだ。

わたしもいくつか心当たりがあったので、受けてみた。
結果がこちら。

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やっぱり!!と、思った。
だから何というわけではないのだが、ひとつ、些細な悩み?ができた。
というのも、わたしは多分、他人から見たらどっからどう見ても「図太くて強くて豪胆な人」だからだ。

先日、友人何人かでリモート飲み会をした際に、ある子が誕生日大辞典みたいなものを出してきた。
要するに、生年月日のごとの占いの本である。

わたしの誕生日も読んでくれたのだが、「この人はとても繊細で傷つきやすく」というフレーズが出てくると、めっちゃ笑われた。

「え?傷つきやすいの?うそでしょ!」
「繊細だったの?!」

いや、何も言うまい。
だって自分でもそう思う。

自分の意見は上司相手だとしてもはっきり言うし。
友達をいびる姑のことを、「よしそいつ地獄へ落とそう!」とか言うし。
めちゃ頑固だし。
義母に、実家のようにくつろいでくれていいからねと言われ、夫も一緒とはいえマジでパジャマのままリビングでごろごろさせてもらってるし。

どう見ても図太くて図々しいヤツである。
人からそう見られている自覚はある。

一方で、HSPのチェックリストの多くに当てはまる自分もいて。

一時不停止でうっかり捕まったときは、1ヶ月も思い出すたび泣いてたし。
友達との旅行はすごく楽しいのに、途中ものすごい虚無感みたいなものを感じるし。
コンビニで店員さんに怒鳴るおっさんの後ろに並んでいたときは、おっさんがいなくなったあと考え込みすぎて泣いたし。
眩しいのが苦手すぎて、みんなが普通に目を開けて写真に写っているなか、わたしは目がなくなってるし。
車のガソリンがあと1目盛になった瞬間パニクるし。

生きづらさを感じたこともあったし、自分の繊細さや打たれ弱さ、切り替えのできなさに不甲斐ない気持ちを抱くことも多々ある。

HSPという言葉を聞くと、見るからに繊細そうで気が小さそうな人という印象を抱くと思う。
実際に、冒頭で紹介させてもらった漫画家さんも、HSPという人をそのように表現していることが多いように見受けられる。
何よりわたし自身、自分がHSPであることについて信じがたかったりもする。
が、しかし、強気で豪胆な面を持ち合わせるHSPもいるのだ。

そういう人がもしもいたら、会ってみたいものである。

以前、友人とやってみたことがとても面白かったので、紹介したい。

自分で思う、自分のイメージカラーを、メモ紙に書いておく。
そして、他のひとたちには、皆から見たわたしのイメージカラーを、それぞれメモ紙に書いてもらう。

そのメモ紙を一斉に開くと…

面白いことに、何色もの色が書かれているのだ。

自分から見た自分と、他人から見た自分は違った印象になるし、他人の中でもさらにいろいろな印象に分かれていく。
どうしてその色にしたのか、説明し合うとより顕著に感じる。
イメージカラーではなくて、動物に例えるとか、漢字1文字に例えるとかでも面白いと思う。

そしてそれらは1つも間違っていることはなく、全て、自分の見せる姿のうちの1つなのだ。

わたしは、繊細な面も図太い面も持ち合わせているし、そのどちらもけっこう嫌いじゃない。

こうして改めて自分という人間を分析するのも面白いなと思う。
新たな発見が、けっこうあったりするのだ。

自分の知らなかった自分の一面を目の当たりにすると、嬉しいこともあるが、時には苦しいこともある。
しかしその苦しさと向き合って受け止めることができれば、人生楽しいと思うことが増えるとわたしは思う。


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