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【息子のサッカーを見て、見えてきたこと Vol.113】フットボールネーション1巻からの学び

こんにちは!

息子を連れて、知り合いの方に紹介してもらったトレーナーの方に体を調整してもらいました。

その時に、様々なスポーツ的な体の知識を教えて頂いたり、私自身の運動不足に指摘を受けたりしました。

また、息子(小3)の蹴り方を見ていて、そこからの学びなどを同僚に話したところ、「フットボールネーションって漫画を是非読んでみてください!」と教えてもらいました。

そして、読み始めてみると、非常に面白い。「うんちく」系と言われているようですが、そこに留まらない情報が載っており、参考にしたい考え方が溢れていたので、自身の学びを残す場として、Noteを利用したいと思います。まさにノートですね。

ストーリーなどは割愛して、要素のみを残していきます。

「8番(相手選手)はブレーキ筋であるもも前の大腿四頭筋を、6番(主人公)はアクセル筋であるもも裏のハムストリングを使ってプレーしてるからだ!」
「筋肉の使い方が違う!?」
「もも裏が使えると下半身のインナーマッスルつまり腸骨筋と大腰筋が鍛えられ、体幹が強くなり、ボディバランスが良くなる。一瞬の動き出しが早くなり、動きにもダイナミズムが生まれる。」
「それってつまり?」
「一対一に、強くなる!!」

フットボールネーション1巻P.38、P.39

この漫画ではフォトジェニック(プレー時の姿が絵になる)な選手として、もも前ではなく、もも裏を効果的に使えている選手、それは走り方だけでなく、歩き方も含めて、重要だと一貫して伝えています。

そもそも作者の大武さんは、90年代にサッカーを見ていた時から、国内の選手(もも前型)、海外の選手(もも裏型)の違いが気になっていたようです。

昨年、フランスを訪れた際に、フランスのサッカー選手(黒人選手が大半)は足が細いと感じました。日本人よりも全然細い印象を受けました。この点が上記の様な体の使い方と関連があるかも知れません。※私はまだ「もも前型」の選手と「もも裏型」の選手の違いがちゃんと理解できていなかったりします、、、

「狭い歩幅で大腿四頭筋でももを持ち上げセカセカと脚を動かし、頭を上下左右に大きく揺らしながら走る"もも前走り"。低重心で背筋が伸びていない日本人のほとんどがこの走り方だ。」
「対して、大きなストライドでハムストリングと下半身のインナーマッスル腸骨筋と大腰筋を使って、勢いよく脚をスイングさせ流れるように動く。身体の軸がブレず背筋が伸びて頭が上下しない"もも裏走り"。欧州のトップリーグや強豪国の選手のほとんどはこちらだ。」

フットボールネーション1巻P.79

上述したようにまだ、ここは上手く理解できておらず、そうなのかなーと思っているくらいです。

ただ、紹介してくれた同僚が、三笘選手って「もも裏型」じゃないですか?というのを言っており、なるほど!と思いました。

「こいつ、化け物か?
本来、片手で物を遠くへ投げるという動作は人間にとって不自然なものだから、子供の頃に経験しておかないと、体重移動や胸の開き、腕の引き、手首のスナップといった、一連の複雑な投球プロセスの運動シナプスが簡単にはつながらないものなのに
なんつーセンスしてんだよ。一度見ただけで自分のものにしちまった。」

フットボールネーション1巻P.102、P.103

主人公である沖に投げ方を監督が教えたシーンです。監督が見本しただけで、沖選手は初見で速球を投げてしまいました。

運動神経(という言葉は好きではないので、以降は運動能力と呼びます)の塊です。私の小学校のチームメートにもいました。

彼は小2で体操教室にもいかずにバク転ができてしまう、運動能力の塊。

Jのアカデミーに行きましたが、指導者とそりが合わず、結果的に中学年代でサッカーをやめてしまいました。

彼とアカデミーのチームメートはその後、A代表までいきました(その選手とは私はユースでチームメートでした)が、私のなかでは小学校の運動能力抜群の「彼」の方が、運動能力と言う面ではセンスに秀でていました。

最近の子どもたちは遊びではなく、習い事としてスポーツ(特にサッカーや野球)を捉え、その動きに特化した動きは良いですが、それ以外だと上手く体が動かせない子が多いと感じます。

冗談みたいな話で、週8でサッカーやってますみたいな子もいるくらいです。

また、フットサルサークルを主宰していますが、フットサルの能力の高い子とそうではない子の差は、テクニックよりも運動能力に差があると感じています。

最近感じるのは、走れないだけでなく、歩くフォームにも差があると気付きました。歩くと言う人間にとっての最も基礎な運動がおろそかになっている可能性があります。

「ちなみに、脚はどこからが脚だ?」
「もういいですよ。」
「バカにしてないから答えろって。」
「"股関節から下"。」
「誰に聞いてもほとんどがそう答えるだろうし、間違ってはいない。
 だが、もも裏を使えてるうちの連中の意識では、へそから下
 だろうな。」
「へ?へそ?」
「もも裏を使えることで鍛えられるインナーマッスル、大腰筋は、腰椎や腰椎よりもさらに上の胸椎と大腿骨を結んでいるワケだが」
「なあ、バレエで足を上げるのにどこの筋肉を使った?」
「お腹の力で上げなさいって先生が
 あッ
 アレって、もしかして大腰筋を使えってことだったのかッ!!」
「片脚一本で何キロだ?いわゆる脚力だけで持ち上げてキープなんてムリだろ。」
「あたしインナーマッスル使ってんたんだ」

フットボールネーション1巻P.179、P.180

この作品に出てくるカメラマン兼ライターの緒方さんと監督との会話です。緒方さんはその昔クラシックバレエを習っていたそうです。

そもそも作者の大武先生がバレエを習っていたそうで、そうした知識に触れることができます。

また、これらの考えは「ゆる体操」を提唱されている高岡英夫さんの著書と出会ったことが大きかったともお話されています。

私も最近は他のスポーツから学ぶことでより体について詳しく知れるのではと考えています。

脚を利用する際にしっかりとインナーマッスルを活かすような体の使い方を息子には伝えていきたいと思っています。

そのためにも様々な知識を吸収していかないとと思っています。

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