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漠然とした「不安」からもう開放されたい。今年1年の歩き方の考え方。

新年になり、あなたは意気揚々とやる気に満ちているでしょうか?
それとも先行きが見えずに不安を抱えているでしょうか?
僕はその両方を抱えたまま新年を迎えていました。

とくに、なんとなく感じていた「不安」は原因もはっきりせず、ただなんとなく「疲れたなぁ」という感覚だけがあった。新年だというのに、疲れた疲れたって、ちょっと景気がよくない。

この「不安」は、べつに今にはじまったものではなくて。ずっと慢性的に抱えていたもの。思い返せば10年近く、僕のかたわらにはいつも「不安」がいました。

でも、そんな不安から目を逸らし、「なにかすごくいいことがあれば、不安なんて吹っ飛んじまうに違いない!」という根拠もない希望だけを胸に、じわじわと大きくなる不安を放置し続けてきたのです。

そんな不安ですが、今年、ついに真正面から向き合う覚悟ができました。
今日は、そのプロセスについて。

もしあなたが今、漫然とした不安を抱えているなら、一緒にその不安と向き合う1年にしていきませんか。きっと、少しずつ不安は改善されていくはずです。


▶ 「1年のベクトル」を決める

今年は「1年の目標を立てない」と決めました。
それはこの2〜30年、何かしらの目標を新年に立て続けた僕にとってはそれなりに大きな決断。

【目標を立てないと決めた話】

【1年の目標よりも、考えるべきは「歩き方」と「走力」のふたつ】

上記のニュースレターでは、1年間を歩き通すためには自分の「歩き方」と「歩く力」が大切だという話をした。でも、歩き方が決まり、自分の歩ける力を知っても、どこに向けて歩き始めるのか、その方向がなければどこにもたどりつくことはできない。

北へ向かうのか、南へ向かうのか。方向が定まっているからこそ、1年という長距離を安心して進むことができる。

いわゆる「目標」とは、この方向性と到達点の両方を指します。「英語を話せるようになる」という目標は、ゴールであり、英語の勉強をするという道筋を示してくれる。

ところが、目標が具体的になればなるほど(そして目標は具体的であるほどよいとされる)ゴールに到達できたかどうかばかりが評価基準となってしまい、そのプロセスは失敗の足跡のように感じてしまうことがある。「TOEIC900点!」という目標は、取れなかったときに失敗となり、そこまで勉強を継続し続けた喜びよりも残念な気持ちが勝ってしまうことがある。

だから僕は、「目標」から到達点を除いた「方向性」だけを抽出した目標を立てようと思った。これを仮に「1年のベクトル」と呼ぶことにします。

到達できたか、達成できたかよりも、そっちの方向に向かって一歩でも進むことができたかどうか、を大事にしたほうが満足度の高い1年になりそう。


▶ 1年のベクトル

この「1年のベクトル」を考えるうえで、ふりふりさんの行っている「デュアルキャリア1DAY レッスン」が役立ちました。

「デュアルキャリアレッスン」では、
ご自分の本当の想いを言語化して、
レッスンで気づいたことをご家庭に持ち帰って話してみて、
ご家庭で気づいたことをまたレッスンで深掘りして・・・
というワークやキャリカウンセリングを90日間繰り返すことで、

まずは、ご自身の本当の願いを言語化
ご家族に伝えていけるようになることを目指します

今回はモニターということで、90分間のセッションをしてもらいました。

セッションでは「キャリア・仕事」「家庭」「自分」という3軸で深堀りをしていきます。漠然と考えるのではなく、考えるべき軸を与えられることで思考が深まっていく。


◉ 不安からの開放

色々と話をする中で、ふと出たのが「不安からの開放」という言葉。

仕事やお金、未来に対して、僕は「このままでいいのかな」という漫然とした不安を抱えていることに気がついた。でも、思い返してみればこの不安は娘が産まれてからずっと抱えている気がする。うすく降り積もった小さな不安はいま、僕の中で思った以上に分厚い層として蓄積しているようだった。

ここからはちょっと個人的な話になりますが。
この不安は、主に「仕事」「資産」についてのものだった。幸いにして、家族や子ども、教育、自分自身については不安らしい不安もない。(今のところ)でも、仕事や資産については「どうなれば安心なのか」がいまいちよくわからないのだ。

仕事が途切れなく忙しくたくさん稼げればそれでいいかといえば、そうではない。資産は増えれば増えるほど、そりゃいいけど、どのくらいになったら不安感から開放されるのかもよくわからない。
この「わからない」が、心と身体をすり減らす。


▶ 未来への不安からはどうすれば開放されるのか

ここまで考えて、僕の「1年のベクトル」は決まった。
それは「不安からの開放」である。2025年の1月現在、漠然と抱えている不安が、12月には今よりも和らいでいること。そこに向けて1年間歩を進めることができていれば、これほど素晴らしいことはない。

では、どうすればこの不安からは開放されるのだろうか。

ここまでのセッションで、そのヒントはすでに出ていた。
不安の原因はふたつ。

「未来を想像しすぎること」「わからない」こと。

この先の1年間、仕事や人生はどうなるんだろう? そんなことを考えても、何一つ答えはでない。考えることが悪いのではないけれど、そればかり考えているとどんどん不安が膨らんできてしまう。
だから、まさにいま、この瞬間に集中することだ。

僕は子育てにおいても、子どもに「将来のために、”いま”を犠牲にさせたくない」と考えている。友だちと遊ぶ時間、家族で団らんする時間、この瞬間の好奇心に夢中になる時間。これらを無思考に勉強や何かの練習に置き換えてしまうことは、なんともったいないことだろうと思う。

これは自分自身にも言える。未来を生きすぎることは、いまを生きられていないことに繋がる。未来を想像しすぎて不安になるよりも、いま目の前にあることに全力で取り組む。その先に、行き着くべき未来は待っているのだろう。

もうひとつ。「わからない」も不安の原因になる。
未来も「わからない」から不安なのだ。確実に決まっていて答えがわかっているのなら、べつに不安になんてならない。
僕は、いまこの不安は「資産」「お金」についての知識不足だと思った。どのくらいあれば安心なのか、どうすれば不安から開放されるのかがわからないのだから、そりゃずっと不安なままだ。

だから、「資産管理」について、もう一度0から学ぶことにした。

まずは、すべての基礎になる簿記を2月の試験で取得できるように勉強をはじめることにする。

そして、いま一度正面から家族で資産管理について話をしてみようと思う。僕達家族は、様々なところで支え合っているのだ。家計や資産の不安は、家族の不安にもなる。それに、ちゃんとした資産形成は家族の協力なしに達成することはできない。
こうして、家族で話をしてみようと思えたのも、ファミリーキャリアを大事にするデュアルキャリアレッスンを受けたおかげだ。


さあ、やるべきことも見えた。歩き方も、走力も把握した。
あとはどこまで歩き続けられるかだ。

ここまで自分の中のモヤモヤを可視化できたのは、ひとえにふりふりさんのセッションのたまもの。

現在、モニターを募集中とのこと。
新年に振り返りをして、改めて今年1年をどう歩いていくのかを言語化するのにすばらしい機会となるはず。興味ある方はぜひお申し込みください!


今日も見に来てくれてありがとうございました。
ぜひまた遊びに来てください!


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三木智有|家事シェア研究家
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