「物語思考✕東リべ」から得た意思決定の方法
最近読んだ本の中でも「物語思考」はとても面白かった。けんすうさんの、読者を気遣うような言葉がまた読みやすい。
夢や目標じゃなく「なりたい状態」を考えてみる、と言うのが面白く達成or未達成の極論ではなくて、その間のグラデーションを描けるのがいいのです。
そして、いきなり話は変わりますが、いま「東京卍リベンジャーズ」が面白くて、娘と一緒に読んでいます。東リベは、主人公が過去にタイムリープをして最悪の現在を変える、というストーリー。
最近読んだ「推しの子」同様に、人生をやり直す系の話です。(推しの子も面白い!)
で、物語思考と東リベに何の関係があるか、なのですが。
「僕にとって人生とは、『なりたくない未来(状態)』を避けるための選択の連続だったな」
と、ふと思ったんです。
なりたい状態を目指す物語思考と、最悪の現在を変えるためにタイムリープする東リべ。このふたつを同時に読んでいたから、気が付いたことです。
この文章の結論としては「『僕たちは常に最悪の未来への分岐点にいる』そう思う方が最善の意思決定ができそうだな。と考えている」です。
基本、ネガティブな僕にとってはその方が動きやすそうだし、これまでも無意識的にそうしてました。それを意識的にやってみるとどうなるのかなと。
こう考えるにいたった理由を、備忘録的にまとめていきます。
▶ 最悪の未来 VS 最高の未来
前提として、僕の今の状態は、わりと満足度の高い状態です。そりゃ、上を見ればきりはないし、完ぺきに満足ってわけでもありません。日々、より良くなるためにがんばってるし、うまく行かずに足掻くことも嫌になることもある。
だけど、僕にしては「よくここまでがんばったな」と言えるくらい幸せではあります。
手に入れたいものは、確かにあるけど、かけがえのないものをしっかり手にしている実感はあります。
一方、最悪の状態は何度も経験しています。
子ども時代にいじめにあい、人間不信になり、この歳になってもまだ「組織」で働く自信がありません。
20代では、パワハラにあい仕事を離脱。独立後は数百万の赤字を出しほぼ無一文にもなりました。
「なりたい状態」がまだ僕が手にしたことのない感覚であるならば、「最悪の状態」の方は心臓が苦しくなる感覚から、吐き気や身体の痛みまでリアルに思い浮かべることができます。
僕はもう2度と、最悪の状態になりたくない。
▶ 僕は常に「最悪の未来」への分岐点にいる
僕はわりと「習慣化」が得意です。
noteは1300日、毎日更新を続けたし、更新を再開した今も一定のルール(休日、ポップアップが出た日はつぶやきのみ)のもと、ゆるくではありますが50日続けています。
運動習慣も、座禅も10年ほど継続しています。他にも色々とありますが、そのモチベーションは「良い未来のため」では、ないことに気が付きました。
noteを続けて、なんかすごいバズる人になりたいのではないし。筋トレでマッチョを目指すでも、座禅で悟りを開きたいわけでもありません。
ただ、面倒なとき、やりたくないときに思い浮かべるのは「妥協した未来」です。
noteの更新を「やめた」ではなく「サボった」未来は、「俺はやっぱできないんだな」と思ってしまう未来。
筋トレをサボる先には「だらしない身体」がある。
座禅をサボると「自分と向き合うことを諦めた自分」がある。
そう思うと、僕は常に最悪の未来への分岐点にいるのかもしれないなぁと思うのです。
▶ 人生は「最悪の未来」を避け続けたらどうなるのか!? という探究
最高の未来に向かうための道筋は、よくわかりません。何が分岐点かも、どっちの選択が正解かもわからない。
けど、最悪の決断はもう少しハッキリしています。
たとえば、家族に「ありがとう」と今日伝えたところで、感謝もなにもされないかもしれません。だけど、伝えないまま人生を終えたとしたら、これほど悔しいことはありません。
やるのか、やらないのか。
続けるのか、やめるのか。
僕たちは常に決断の連続です。決断に迷ったときは、最悪の未来を思い浮かべてみる。そして、そうならないためにはどうしたら良いかを真剣に考えてみる。
こういう決断方法が、僕には向いてそうだなと思いました。
では、また。
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