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長続きしなければ、やめたらいい。

「やる!」と決めたことが長続きしないのは、何でだろう。

娘を見ているとそんなことを思ったりします。
「欲しい!」と言って買ったオモチャにすぐに飽きちゃったり。
「やる!」って決めたマイルールをいつの間にかやらなくなってしまっていたり。
「お菓子つくりたい!」と言ってはじめたお菓子作りを途中で飽きちゃったり。

決めたことを、なかなか最後までやり通したり、継続させたりすることができません。

そんなある日、娘に言われました。

「パパ、最近ゲームやってないな?」

ドキッとしました。。。
年末年始にやろうと思って買ったSwitchのソフト。途中までは楽しく進めていたのですがいつの間にかやらなくなっていた。。。
あんなに「クリアするんだ!」って言ってたのに。
あんなに「これからはゲームを楽しむんだ!」って言ってたのに。

しかも、途中で放り投げたソフトは2本もある。

いや、やるんですよ? そのうち。もう少しやりたくなったら。でもね、いまは全然ゲームしたい気持ちになれないんです。
あんなに、映像が映画みたいだ! ストーリーが面白い! って興奮していたのにね。レベル上げが面倒くさくなっちゃったり、一度はじめたら30分とか1時間とか時間を取られちゃうのが嫌になっちゃったり。本を読みたくなっちゃったり。

そう言えば、積読だって増えてきました。

「本は欲しいと思ったら、もう躊躇なく買うんだ!」って決めてからドカドカ買うようになって。でも読む速度なんて上がらないから、つまみ食いみたいな状態の本がそこそこ溜まってきた。

あれ。

「やる!」と決めたことが長続きしないのって、ぼくも同じじゃん。

そう言えば、小さい頃から親に言われ続けていました。

「あなたは決めたことが長続きしない子だねぇ」って。

ローラースケートを買ってもらって3日で飽きて。
プラモデル買ってもらって、難しくて飽きて。
学研の教材に加入してもらったのに、継続するのが嫌になった。

▷ それは「続かなかったこと」か? 「やってみたこと」か?

でも、見方を変えてみたらどうなるんだろう。

ローラースケートをやってみたいと思って挑戦してみた。
少し難しそうなプラモデルに挑戦してみた。
学研を使って勉強をしてみようと、自分で調べてやってみた。
お菓子作りを自分でもできると思って挑戦してみた。
このルールなら守れそうだと思って、なにはともあれやってみた。

つい「やめてしまったこと」に目が向きがちだけど、そのやめてしまったことは少なくとも「やってみたこと」であるのは間違いない。

だから、これらは「やめてしまったこと」「長続きしなかったこと」ではなくて「挑戦してみたこと」の集まりなんだと。

そもそも、はじめたことを全部続けていたら大変なことになっちゃいます。
最終的に「続くこと」が少ないのなんて当たり前で。

たくさんやってみたことの中から、極々一部の相性のよかったことだけが奇跡的に長続きする。

変化の早い今の時代に、熟考してずっと考えて、絶対に失敗しないように準備してからようやく取り掛かるようじゃ、挑戦できる回数が少なすぎるのかもしれません。

どんどんやっていって、違うと思ったらやめてもよくて。
確度の高い出会いをガンガン探していくほうが、本人にとって素晴らしい何かと出会うのには近道なのかもしれません。

▷ 挑戦のコストを見込んでおこう

そうはいっても、親として悩ましいこともあります。

それは「挑戦にかかるコスト」です。
オモチャや教材を買えば、お金がかかります。
料理を一緒にやったり、新しいことに挑戦するのを手伝えば、時間がかかります。

自分の親を思い出してみても。

ぼくが途中で飽きてしまうことへのイラつきもあったと思いますが、自分たちがかけた「お金」や「時間」などのコストが無駄になったというガッカリ感が、イライラに拍車をかけていたのではないかと。

そう思うと、子どもの挑戦を心地よく応援し続けるためには、親としてどのくらいのコストをかけられるのかを意識しておくといいのかもしれません。

すごく高額な習い事だったら、あんまり何度も代えたくない。
けど体験用のオモチャ(たとえば楽器)や動画を用意したり、すでにやっているお友達に遊びがてら教えてもらったり。ステップを踏んでから大きなコストをかけるなど、コストを抑えながら挑戦させる工夫はできそうです。

大切なのは、とにかく挑戦のサイクルをたくさん回させてあげることかなと。

だから、子どもが長続きしなかったことにガッカリしたり、それを指摘するのではなくて。

子どもが頑張って挑戦してみたことに、目を向けていたいなと思うのです。


では、また明日。

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三木智有|家事シェア研究家
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