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「部屋を変える」は「自分を変える」
片付けをしていると手が止まってしまうこと、ありませんか。
ダイニングテーブルに山積みになった書類。いらないチラシはゴミ箱へ、請求書や保険、行政からの便りは中身を空けて確認。取っておくべき書類か、それとも今すぐ捨てても大丈夫か、または返事をしなくちゃいけないのか。
1通1通、空けては確認を繰り返す。
8通目の封筒を手にしたとき、全部嫌になった。
すでに捨てられない書類も、返事をしなくちゃいけない書類も、取っておいたほうがいいか、どうすればいいのかよくわからない書類もテーブルの上に山積みになっている。
自分が ”片付け” をしているのか ”散らかして” いるのか、わからなくなった。仕分けた後、処理すべき書類をさらに片付け、振り込みなどして、終わったらまた片付けて・・・。この繰り返しを思うだけで、うんざりした。
まだ訪れていない、でも確実に訪れるであろう未来が胸の中に湧き上がって来たとき。全部が、嫌になった。
せっかく気合を入れて取り組みはじめたのに。
みるみるやる気は失われ、希望は失われ、面倒くさくなる。
散らかった部屋を見るのも嫌になり、「元に戻せばいい」なんてアドバイスなんて「くそくらえ」だと思ってしまう。
このままじゃ、いつまで経っても片付いた部屋になんてなりっこない。
それがわかるだけに、余計片付けが嫌いになってしまう。
片付けの本を読めば、片付けは人生を変えると書いてある。
部屋を見るたびにイライラしたりしないで、夫婦の仲がよくなったとか。
家計を見直すようになって、貯蓄がちゃんとできるようになったとか。
集中力がアップして、仕事も家事もはかどるようになったとか。
たしかに、たまる前にその場で整理整頓できる仕組みがあれば、書類整理でこんなに時間と労力をとられることもない。
5分でリセットできる部屋になれば、子どもがオモチャで思いっきり遊ぶのをブツブツ言わずに受け入れてあげられる。
玄関だって出しっぱなしで散乱した靴をイライラと踏みつけることもない。
身の回りには、大切にしたい物しかなくて、部屋を見るたびに充実した気持ちになれる。
何より、片付けられない自分という罪悪感を、もう感じないで生きていける。
▷ 片付けられない自分という罪悪感
部屋が片付かないことも、子どもに片付けを教えてあげられないことも、家族が片付けをしてくれないこともイライラする原因です。
だけど、本当はそんな自分自身に対して情けない気持ちや、思い通りにいかないもどかしさを感じているのかもしれない。
そのもどかしい気持ちは、昨日今日突然生まれたものではないだろうと思うのです。
子どもの頃から忘れ物が多くて、先生に叱られたとか。せっかくあてがわれていた自分の部屋はいつも床に何かが散らかっていて「片付けなさい」と親から叱られていたとか。
あるいは、一人暮らしをはじめて、忙しく暮らす中で片付けも掃除も滞ってしまいいつしかそれが当たり前になり、気がつけば片付けが苦手になっていたとか。
長い年月をかけて、少しずつ育まれてしまったのではないでしょうか。
▷ 「部屋を変える」は「自分を変える」
「片付けができるようになることで、人生が変わった」
世間に溢れるそうした言葉はぼくも間違いではないと思います。なぜ片付けごときで、人生が変わるなんて大げさなことを言い出すのか。
人それぞれ理由は違うと思いますが、あえて抽象化して一般化するとしたら。
生きるための行動が変わったから
だと思うのです。価値観が変わるだけでなく、変わった価値観に基づいて生きていく上での行動自体が変わる。だから人生が変わる。
もうひとつ。
部屋の変化は目に見えます。これは片付けが自分を変えるのに効果的な理由の大きな要因になります。
自分の価値観の変化などは、なかなか目には見えない。変わったのか、変わっていないのか、わかるようで、わからない。
だけど、部屋ははっきりわかります。片付いた、使いやすくなった、きれいに整った。目に見えます。
部屋を変えたのは、片付けをしている自分自身です。
できなかったことに挑戦していく上での変化の結果が、そこには可視化されています。
部屋が変わったとは、自分自身の行動が変わったということです。
行動が変わったとは、価値観が変わったということです。
だから「部屋を変える」は「自分を変える」だと思うのです。
▷ 「罪悪感ゾーン」から「自信ゾーン」へ一気に駆け抜ける!
長く「片付けられない自分」という罪悪感を抱えていたとしたら、それを解消するのは時間がかかりそうです。
たしかに完全に解消して、もう二度と迷わないとなるには時間がかかると思います。だけど、罪悪感やもどかしさを解消して自信を手に入れるのはそんなに時間を掛ける必要はありません。
スタートダッシュを勢いよく発進できれば、その勢いで「罪悪感ゾーン」を越え、「自信ゾーン」へと入っていけます。
自信ゾーンに入ることができたら、後はそれを「習慣」として繰り返す作業になっていきます。
習慣とは、いわば惰性です。ものすごい気合ややる気や負荷をかけなくても「片付ける習慣があるから、部屋をリセットできてる」という状態になります。
ときおり摩擦(忙しさやモチベーションの低下、ライフスタイルの変化など)によってせっかくの習慣が弱ってくることもあります。でも、そうしたらもう一度小さなスタートダッシュをすれば勢いを取り戻せるようになります。再スタートは、どんどん簡単になっていきます。
つまり、最初の「罪悪感ゾーン」を抜け出し「自信ゾーン」に入るまでのスタートダッシュが肝心要。
そのスタートダッシュ。自分の意志の力だけで走り抜けるよりも、環境の力を味方にすることで短期間で一気に走り抜けることができるようになります。
▷ ギルドに入って「片付ける習慣を身につける」冒険に出よう!
片付ける習慣を身につける冒険は、決して楽で簡単で快適な道のりではありません。
「片付けよう」「部屋を変えよう」「自分を変えよう」そうした思いを邪魔してくる障害はたくさんあります。
周りに認めてもらえず、孤独になる
課題が個別具体過ぎて、迷ったときに誰かに相談しづらい
達成感を得づらく、やる気がなくなりやすい
他に優先順位の高そうな用事が入り先延ばししがち
こうした数々の障害の結果「自分の意志力だけでは立ち向かえなかった」と冒険を諦めてしまう。
どんな冒険でも、気合や意思の力だけで立ち向かうのは難しいのは言わずもがな。だから、ぼくはいつもしっかりと準備をし、仲間とともに立ち向かうことをお勧めしています。
冒険のための準備をして、立ち向かい、癒やし、回復し、強くなって再び歩き出す場所。RPGで例えるならそれが「環境」というギルドです。
① ともに片付けに邁進する仲間がいる環境
② いつでもプロに相談できる環境
③ 相談したノウハウがコミュニティ内に溜まっていきいつでもアクセスできる環境
④ 月イチで家具選び、コーディネート、お片付けなどのオンラインセミナーが受けられるし、アーカイブも見放題な環境
⑤ お片付けのプロを招いて、コミュニティ限定のトークイベントが見られる環境
⑥ めっちゃ頑張ったら、部屋が片付くだけじゃなくてお小遣いまでもらえちゃうかもしれない環境
「片付ける習慣を身につける」という冒険に出る仲間が一堂に会するギルド。そこでは、冒険に必要な情報が日々交換され、攻略法が張り出され、ここまでの冒険を労い合います。そして、報酬がもらえる。
ギルドの名前を「お片付けBootCamp!」と言います。
▷ 「片付ける習慣」を3ヶ月で身につける冒険へ。
お片付けBootCamp! 6期生募集開始!
お片付けBootCamp!とは「オンラインコミュニティ型短期集中お片付けサポート」です。
お片付けBootCamp!は、片付け好きが集まるようなオンラインサロンではありません。3ヶ月の短期集中型で、お片付けを習慣化していくための片付けサポートコミュニティです。
参加する人は、お部屋をどうにか心地よくしたいと願っている人たちばかり。コミュニティの中では、お片付け習慣を育む環境として上記した①〜⑥の環境を作っています。
お片付けBootCamp! の詳細についてはこちらの記事をご参考に。
お片付けBootCamp!は2月からスタートさせてついに6期。基本的には毎期10名だけ新規加入を募集しています。少人数で、目の行き届く範囲で一緒に片付けを頑張っています。
のべ参加メンバーも5期/60人(1期は約20名)になりました。
3ヶ月毎にメンバーの入れ替わりがあり、毎月新鮮な気持ちでスタートを切ります。
すでに参加しているメンバーが先輩となり、新しく加入したメンバーを励ましながら一緒に切磋琢磨しながら片付けに取り組んでいます。
オンラインコミュニティがはじめて、という方も安心してご参加ください。
今度こそ、本気で片付ける習慣を身に付けたいんだ。本気で部屋を心地よくしたいんだ。その想いを一生懸命。みんなで支えていきます!
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