こんにちは、とも(@tomoaki_0324)です。
介護施設の法定研修である【倫理及び法令遵守に関する研修資料】を記事にしました。
「倫理」と聞くと、難しいイメージがあります。
この記事では「倫理」や「法令」をわかりやすく説明し、誰でも理解できるように解説しています。
そして介護現場でどのように活かせるかを、イメージしやすい内容にもなっています。
この記事が、施設運営に少しでもお役立てできれば幸いです。
具体的な内容は、次のとおりです。
早速、見ていきましょう。
倫理とは
まず【倫理】という言葉の意味を確認しておきます。
「倫」は仲間や人の輪のことを指し、「理」はことわりや筋道のことを指します。
社会を生きる上で一人一人が正しい行いをするための考え方、規範を倫理と呼びます。
善いことや悪いこと、正しいことを正しくないこと、こういう場合にはこうするべきであるという、人の内面的な規範のことです。
そして利用者さんの生活と密接にかかわる介護現場では、倫理的判断が必要となる場面が多いため、職業倫理と法令遵守の理解を深める必要があります。
それぞれ解説していきます。
職業倫理について
まずは、介護職の職業倫理についてです。
職業倫理とは、以下のような内容です、
そして日本介護福祉士会は、介護分野における職業倫理を次のように定めています。
法令遵守について
介護事業所は、介護保険法などの法令に基づいて事業を行っています。
介護保険法とは、介護や支援の必要な人に、介護費用の一部を給付する制度である介護保険制度の根拠となる法律のことです。
この法律には次のようなことが含まれています。
また、介護事業所に必要なのは介護保険法だけでなく、以下のような法令があります。
1、労働基準法
就業規則・雇用契約書類・労働時間・労働安全衛生などの正しい整備が必要です。
2、高齢者虐待防止法
近年、高齢者の虐待が増えています。
したがって、介護職は虐待防止に対する高い意識を持つことが求められます。
高齢者虐待防止法で定義されている虐待には、次の5種類があります。
3、個人情報保護法