【活動紹介】 真夏の海とさくらんぼの子どもたち
本記事では、さくらんぼの活動紹介として夏恒例の「海遊び」をご紹介します! 夏休みのある1日に密着し、海での活動を通して学ぶノーマライゼーションと子ども達の笑顔の秘密に迫ります。
夏といえば海!
さくらんぼでは、毎年夏になると天候の良い日はほとんど海に出かけます。海遊びの場所は車で約2分、徒歩で約10分の所にあります。たくさんの遊び道具を持参し車に乗り込む子ども達は、いつも笑顔でいっぱいです。
出発前の車ではしゃぐ子ども達
海に着いたらまずは準備体操
荷物を運ぶのも手伝ってくれます
車椅子で砂浜までいきます
瀬戸内らしい島々が望めます
真夏の海遊び① モーターボート
さくらんぼでは職員3名が船舶の免許を所有しており、モーターボートを使った遊びを行います。
ボートは子ども達が海に到着する前に海岸近くへ移動させロープで固定。海遊びの中で、子ども達はボートから飛び込みの練習をします。
順番に船の乗り込みます
せーので、ジャンプ!
ジャンプ!
大迫力のジャンプが続きます
介助が必要な子どもは職員と一緒に
時にはこのモーターボートで、向かいにある仙酔島(せんすいじま)まで遠足に行ったり、釣りに出かけたりもします。さくらんぼの子どもたちは、とにかく海遊びが大好きです。
真夏の海遊び② 自家製遊具
ベニヤ板を繋ぎ合わせたイカダ、ペットボトルを繋いだ浮きなど、自家製の遊具も海遊びでは大活躍です!
絵はみんなで描きました
たくさんのペットボトルを引き連れ遊んでいます
真夏の海遊び③ ゴムボート
パドル付きのゴムボートも大人気!
安定感は抜群です
交代で乗って楽しみます
ボートから降りてもパドルは人気!
活動時間
夏休み中の海遊びは、午前中(10:30〜12:30)に行う場合が多いです
ノーマライゼーションの心
さくらんぼでは、障がいの程度や有無に関係なく子ども達みんなが分け隔てなく一緒になって遊びます。
重症心身障がい児や車椅子で生活する子どもたちと、軽度の障がいがあるさくらんぼの子どもたちは日常的に交流しています。軽度の障がある子は重度の障がいがある子を支えようとしますし、重度の障がいを持つ子ども達は、大人だけでなく自分と同じ目線の子ども達と関わりがもてることにとても喜びます。
海遊びでは、一緒にゴムボートに乗ったりボートからの飛び込みにも挑戦したりしています。
子ども達の成長が、職員みんなのやりがいです。
スタッフの体制
保育士・作業療法士・介護福祉士などの資格をもったスタッフが複数名付き添います。(重症心身障がい児には1名のスタッフが専属で付き添います)
安全面には十分に注意しながら、一緒になって全力で遊びます。
真夏の海遊びの後は・・・
海でいっぱい遊んだ後は、さくらんぼに帰りお昼ご飯。
子ども達同士で手伝っています
午後からは映画鑑賞やお昼寝をして身体を休めます。この日は映画鑑賞をしました。
まとめ
本記事では、さくらんぼの夏休みのある1日に密着し「海遊び」の様子を中心に紹介しました。写真から子ども達の笑い声が聞こえてくるようでしたね。さくらんぼでは、障がいの有無や重症度、年齢に関係なくみんなが同じように全力で遊ぶことを大切にしています。職員一同、これからもたくさんの遊びを通して子どもたちの成長を全力でサポートしていきます!
【取材・文・撮影=河村由実子、撮影=佐々木慎】