鞆の浦・さくらホーム

広島県福山市・鞆の浦を拠点に、複数の介護施設や放課後等デイサービス、就労継続支援B型事業所などを展開しています。私たちのミッションは「年齢を重ねても 障がいがあっても 居場所となる『まちづくり』」。ノーマライゼーションの心を大切に、地域とともに歩みます。

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広島県福山市・鞆の浦を拠点に、複数の介護施設や放課後等デイサービス、就労継続支援B型事業所などを展開しています。私たちのミッションは「年齢を重ねても 障がいがあっても 居場所となる『まちづくり』」。ノーマライゼーションの心を大切に、地域とともに歩みます。

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    さくらホーム介護スタッフ・ライター・広報とせわしない高本を中心に、さくらホームで働く職員が現場で感じることをつづります。

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「地域福祉」を知りたくて、新聞記者から介護スタッフになった話

ことしの春、8年半勤めた新聞社を退職しました。 夏は仕事せず遊びつくし(大事)、秋から福山市の観光名所・鞆の浦(以下、地元での通称「鞆」という)にある、介護・福祉施設「鞆の浦・さくらホーム」にお世話になっています。 デイサービスの介護スタッフとして働いて3ヶ月あまり。未経験の仕事に日々あっぷあっぷするうち、冬になりました。一年はや。 わたしは、新卒からずっと地元・広島で記者をしていました。 ―介護疲れで長年連れ添った妻を殺めてしまう ―1週間前に亡くなったのに誰にも見

    • さくらホームが「訪問」でしていること

      こんにちは、さくらホームのスタッフ兼ライター、高本です。 わたしが勤務している鞆の浦・さくらホーム(福山市鞆町)の特徴は、利用してくださっている高齢の方々が、たとえ介護度が高くても、本人がそう望むなら、自宅で暮らし続けているという点にあります。 業界でみても、珍しいことだと思います。 さくらホームは、在宅の暮らしを支えるため、 鞆町という小さなエリアに5つの福祉拠点を持ち、24時間365日のフォロー体制をとっています。 鞆町出身者や移住者など、鞆町在住のスタッフも多いこ

      • 介護の難しさの備忘録

        鞆の浦・さくらホームスタッフ、高本です。 わたしは新聞記者から介護職という、 少し変わったキャリアチェンジをしたので、 転職当初は、いや、正直半年、いやもっと、むしろ今も、あっぷあっぷの毎日でした。 介護は思っていた以上に技術職だったからです。 まず超えなえればならないハードルは、 他人に触れる、ということでした。 高齢の方の皮膚は薄く、骨は細い。 祖父母は小さいころに、病院で亡くなったため、介護が必要な方を身近にみる機会自体、少なかったわたし。 けがとかさせてしまっ

        • さくらホームが開所20年を迎えました

          広島県福山市にある介護・福祉事業所「鞆の浦・さくらホーム」は今年4月、開設20周年を迎えました。利用者さんひとりひとりの「鞆で暮らし続けたい」という思いをかなえるには、年を重ねた人や障がいのある人を「まちで見守る」しかない。そう思って実践を重ねてきた結果、その意識は鞆にとって自然なものとなっています。「地域福祉の先進地」と言っていただくことも増えてきました。 ただ「鞆だからできたことでしょう」と言われることも、多いです。 わたしたちはそう言ってしまいたくはないのです。

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          鞆の浦、子どもが主役になれるまち

          こんにちは。 さくらホームの介護スタッフ兼ライター、 高本です。 季節外れの暖かさが日本列島を覆った2月の週末。ここ福山市・鞆の浦(以下、鞆)では、あるイベントが開かれておりました。 地域の小学校(鞆の浦学園)や住民、岡山県立大学の学生たちが協働した「とも・こども商店街」です。 旧商店街の通りに、子どもが考案したゲーム・軽食ブースや防災コーナーが立ち並び、一帯は大賑わい。さくらホームもお声を掛けていただき、出店して参りました! スタッフが空き地の軽食ブースで焼き芋を売

          鞆の浦、子どもが主役になれるまち

          【インタビュー】「未来を選択する力を」ー就労継続支援B型カフェ「クランク」管理者羽田和剛さんに聞く

           観光地として有名な、広島県福山市・鞆の浦(以下、鞆)で高齢者介護施設や放課後等デイサービスを展開する「鞆の浦・さくらホーム」は昨年夏、まちの大きな神社の参道沿いにカフェを開きました。その名も「スープとおにぎり クランク」。  新たな集いの場として盛り上がりをみせているクランク、実は就労継続支援B型事業所でもあるのです。大きな庭には駄菓子屋も併設しており、放課後の子供たちを引き寄せています。春には近くに相談支援事業所も設立する予定。クランク管理者の羽田和剛さんに、立ち上げの

          【インタビュー】「未来を選択する力を」ー就労継続支援B型カフェ「クランク」管理者羽田和剛さんに聞く

          子どもたちと考える、鞆の浦の健康課題と解決策

          みなさま、「地域診断」という言葉になじみはあるでしょうか。 対象の地域を深く観察し、特徴や問題を把握。 問題の解決策を考え、実行する。その一連のプロセスをいいます。 例えば、道路脇の溝にふたのない地域があったとします。 すると、溝に足を取られて転倒しけがをする高齢者が増えてしまいます。 こうした健康課題を発見し、ふたを設けるなどの解決策を実行する。 これが地域診断です。 11月初旬、鞆の浦学園の5年生たちが、地域診断に挑戦しました。 子どもたちがお年寄りから困りごとを聞

          子どもたちと考える、鞆の浦の健康課題と解決策

          【blog】ハッピーハロウィン!

          こんにちは。鞆の浦・さくらホームです! 今日はハロウィンですね~! 去る28日、放課後等デイサービス「さくらんぼ」の子供たちも、朝から仮装とヘアメイクをして鞆のまちを歩きました。 お昼すぎには、おじいちゃん、おばあちゃんにお菓子をもらいに、さくらホームのデイサービスとグループホームへ! 到着後は一緒に歌って・・・ 「トリックオアトリート!(お菓子をくれなきゃいたずらするぞ!)」と叫んで、お菓子をもらいました。 たのしい1日でした! みなさまも良きハロウィーンをお過ご

          【blog】ハッピーハロウィン!

          【施設紹介】 鞆の浦・さくらホーム

          広島県福山市の南部に位置する鞆の浦(とものうら)は、瀬戸内海の中央部にあり、万葉の時代から「潮待ち」で栄えた港町です。現在では、古い町並みや港湾施設が残り、情緒溢れる町として多くの方に愛されています。この港町を拠点に介護福祉事業を展開する「鞆の浦・さくらホーム」は、約20年前から地域共生のまちづくりに取り組みながら、ノーマライゼーションの心を大切にしています。この記事では、さくらホームが誕生したストーリーや介護事業所について紹介します。 鞆の町と共に歩む、さくらホームさくら

          【施設紹介】 鞆の浦・さくらホーム

          2023年春OPEN予定のカフェ予定地で、小さな秋祭りを開催!2022.9.24 【Report】

          広島県福山市にある介護事業所「鞆の浦・さくらホーム」は、2022年9月24日福山市鞆町にある沼名前神社の参道沿いにある大きなお庭で、鞆の浦の子どもから高齢者まで全ての人を対象とした「小さな秋祭り」を開催しました。 今までは隠れていて分かりませんでしたが、沼名前神社に向かうクランクのそばには豊かなお庭があります。お庭というよりも「公園」と表現したほうが良いくらい広いこの土地は、2023年春に「カフェのある公園」に生まれ変わる予定です。今回は、着工する前のお披露目会として、誰も

          2023年春OPEN予定のカフェ予定地で、小さな秋祭りを開催!2022.9.24 【Report】

          【インタビュー】 点と点から線を編み出す。 愛溢れるケアを提供し続ける介護福祉士・旗手隆さんとさくらホーム18年の歩み

          広島県・鞆の浦にある介護施設「さくらホーム」は、2004年に開所して以来ずっと「ノーマライゼーション=地域共生のまちづくり」に挑戦し続けています。さくらホームには、開設当初からメインメンバーとして日々利用者さんや地域住民と丁寧に関わり続ける、一際熱い想いを持った男性がいます。 笑うとくしゃっと目が細くなるその方は、さくらホーム・原の家(小規模多機能居宅介護)管理者の旗手 隆(はたて・たかし)さん。  ”人が最期まで自分らしく生きるためのケアをするには、町全体をみていく必要

          【インタビュー】 点と点から線を編み出す。 愛溢れるケアを提供し続ける介護福祉士・旗手隆さんとさくらホーム18年の歩み

          【活動紹介】 真夏の海とさくらんぼの子どもたち

          本記事では、さくらんぼの活動紹介として夏恒例の「海遊び」をご紹介します! 夏休みのある1日に密着し、海での活動を通して学ぶノーマライゼーションと子ども達の笑顔の秘密に迫ります。 夏といえば海!さくらんぼでは、毎年夏になると天候の良い日はほとんど海に出かけます。海遊びの場所は車で約2分、徒歩で約10分の所にあります。たくさんの遊び道具を持参し車に乗り込む子ども達は、いつも笑顔でいっぱいです。 出発前の車ではしゃぐ子ども達 海に着いたらまずは準備体操 荷物を運ぶのも手伝っ

          【活動紹介】 真夏の海とさくらんぼの子どもたち

          【活動紹介】 さくらんぼの子どもたちと山遊び

          本記事では、さくらんぼの活動紹介として山を丸ごと使った「山遊び」をご紹介します! 山での活動を通して学ぶノーマライゼーションと、子ども達の笑顔の秘密に迫ります。 山遊びの舞台となる山の入り口 大自然中で自由な遊びを!さくらんぼでは、車で約10分ほど離れた場所にある山に出かけます。身体を目一杯使って遊んだり、山を開拓して秘密基地を作ったり、生き物と触れ合ったりしながら子ども達は大自然の中で自由にのびのびと遊びます。 山遊びの本拠地(小屋) 小屋には囲炉裏がある 山遊び

          【活動紹介】 さくらんぼの子どもたちと山遊び

          【活動紹介】 飛び出せ!鞆のまちとさくらんぼ

          本記事では、さくらんぼの活動紹介として鞆の町全体を使った「町遊び」の様子をご紹介します! 町遊びを通して学ぶノーマライゼーションと、子ども達の笑顔の秘密に迫ります。 鞆の浦の観光名所「常夜灯」 鞆の町並み 飛び出せ!鞆のまちさくらんぼでは、鞆の町全体を使って遊んでいます。公園やお寺や海、さくらんぼを運営している介護施設・さくらホームに遊びに行ったり、区域を決めて鬼ごっこをしたり、地域のお店や人に協力いただきスタンプラリーなどのイベントをしたり。子ども達は鞆の町や人ととも

          【活動紹介】 飛び出せ!鞆のまちとさくらんぼ

          【施設紹介】 楽しむことから全てが始まる! 放課後等デイサービス 「鞆の浦・さくらんぼ」 の笑顔の秘密とノーマライゼーションの心

          思わずタイムスリップしたかのようなどこか懐かしさの残る町・広島県鞆の浦(とものうら)。スタジオジブリ『崖のうえのポニョ』の舞台となり一躍有名となった港町です。鞆の浦のことを、地元の人は「鞆(とも)」と呼びます。 そんな穏やかな港町・鞆にある「さくらんぼ」は、同じく鞆で介護施設を展開するさくらホームが運営する放課後等デイサービスです。施設の目の前には海が広がり、職員や子どもたちは一緒となり海や山、そして時には鞆の町に繰り出し元気いっぱい活動しています。 本記事では、さくらん

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          鞆の浦・さくらんぼに通う我が子と私 -中島愛美さんに聞く

          放課後等デイサービス・さくらんぼに通う双子の母・中島愛美(なかしま・まなみ)さん。中島さんは、双子を含む4児の子育てをする傍ら、さくらホーム(さくらんぼを運営する介護施設)の職員として開所当初から携わられています。 のびのびと育つ我が子を見守る母として、また、さくらホームの一職員として中島さんが鞆の浦で考える「地域共生」とは何なのか。お話を伺いました。 さくらんぼに通う我が子の成長と未来ーー 現在はさくらホームのグループホームで働きながら毎日子育てに奮闘されている中島さん

          鞆の浦・さくらんぼに通う我が子と私 -中島愛美さんに聞く