ビジネス英語のおすすめ書籍
私は米国留学を終えた身ですが、元々英語に対する苦手意識が強く、業務で使う場合でも自信がない中でごまかしごまかしやっているような状態でここまできています。そんな状況ですので、基礎的な英語力を上げる取り組みはしつつも、なんとかパッチワーク的に役に立つ情報を集めようと色んな書籍に手を出しました。その中から私のおすすめ書籍をご紹介したいと思います。
[ 20230726更新: 「国際交渉の法律英語」を追記 ]
ビジネス英語 Word Choice [類語・類似表現700] (Z会のビジネス英語)
これが最も頻繁に参照している書籍かもしれません。メールを書くときに、例えば日本語でいうところの「確認する」をcheck / confirm のどっちが適切か、「目を通す」はlook over / go throughのどちらが良いか、文脈やニュアンスによって異なると思いますが、その使い分けをするときの助けになります。単語ごとにニュアンスと例文とを載せてくれており、非常に助かります。これのおかげで少し細かいニュアンスもしっかりと伝わっていると信
じています。
国際交渉の法律英語
タイトルこそ「法律英語」とありますが、ビジネス英語全般に通じる内容です。主張するという表現を一つとってもassert, claim, state, maintainなど複数の候補がありますが、それぞれの単語が持つニュアンスや使うべき場面を書いてくれているので、こちらも辞書的に使うことができます。
弁護士や法務部員でなくとも、海外との取引に携わる方にとっては活かせる場面が多くあるはずですので、持っておいて損はない一冊だと思います。
英文ビジネスEメール 実例・表現1200
これは書籍に付属しているURLからアクセスできる例文集が便利です。英語でメールを書くときにこの例文集を見て、そのシチュエーションに合いそうなものがあればコピペしてきて中身だけ変える、ということをやっていました。上司に「英語苦手って言う割にこなれた英語でメールしてるよね」と言われたときは、すぐに「あ、ありがとうございます。」と自力でやっているかのように言いましたが、実はこの本のおかげでした。
英文解釈のテオリア~英文法で迫る英文読解入門
英語の”行間”や”隠された意図”を読み取れるようになるための本です。
私は日本語の文章の「行間を読む」というのはある程度できますが(少なくともそう自負していますが)英語になると英語の文章の意味そのものを理解するので精一杯でした。
この本では「なぜこの語順なのか」「同じ意味になるのにどうしてわざわざこの言い回しをするのか」といった切り口で英文の表面的な意味だけでなく、行間や隠れた意図を読み取れるようになることを目指しています。
これを繰り返し読むことで相手の込めた思いを少しでも汲み取れるようになれれば、と思っています。
Distinction I-IV
「日本の単語帳ではあまり見かけないけれど、英語圏ではよく使われる表現」がまとめられている単語帳で、生活していると出会う表現がたくさんあるという印象です。そのため留学をされる方であればTOEFLスコアメイクの後、留学前に取り組むのがいいかと思います。試験対策用のものではありませんのでご注意を。
ちなみに今のところスマホアプリはIOS版のみでAndroid版はありません。
ビジネス現場で即効で使える 非ネイティブエリート最強英語フレーズ550
この本で紹介されている英語表現が役に立つことはもちろん、「グローバルの文脈ではもっと前のめりにこう言った方がいい」「爪痕を残したいならこの言い回しできっかけをつかむ」のように、場面に応じた「更なる一歩」と英語表現を一緒に覚えられるところが好きなポイントです。
私のお気に入りは以下二つは頻出で、かなりの頻度で使っています。
・I've been doing great!(「絶好調だぜ」:これはHow are you?の返しとして)
・Could you elaborate on that?(「もうちょっと詳しく教えて」:相手が説明してくれたけど聞き逃したところもあってよくわからん…もう一回言ってとはさすがに言いにくい…。そんなときに使います。)
この本のおかげで私は毎日絶好調ということになっています。
英語の気配り
自分の知っている英語フレーズが、ビジネスの場面で使って問題ないのか、もう少し丁寧な言い回しはないのか、ということが気になった時に参照しています。Best, Better, Badと三段階で示してくれているのも好きです。
英語のこういった本は当たり外れがある印象ですし、もちろん個人によって合う/合わないもあると思いますが、少しでも参考になれば幸いです。
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